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最終更新日 2025/01/10

CCNPについて | 活かせる仕事についても解説

CCNPについて | 活かせる仕事についても解説

CCNP

CCNP(Cisco Certified Network Professional )は、ネットワーク関連機器の世界NO.1企業、米シスコシステムズ社が認定している資格の一つ。CCNAの上位資格となります。CCNPはコア試験とコンセントレーション試験(選択式)の2つの試験に合格する必要があります。コア試験は、デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ、仮想化、インフラストラクチャ、ネットワークアシュアランス、セキュリティ、自動化など、エンタープライズインフラストラクチャの知識が主な出題範囲です。コンセントレーション試験では、ネットワークデザイン、SD-WAN、ワイヤレス、自動化など、最新のテーマと業界固有のテーマが重点的に出題されます。
試験の内容もやや難解となっており、難度が高い上級資格です。NGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)関連サービスの中で、主な特徴として挙げられる技術項目に対応した内容になっているため、その技術スキルや知識は多くのネットワーク関連企業でも多大に評価されています。CCNP取得者は「技術スペシャライゼーション」という専門資格の取得試験を受けることもできるようになります。

難易度
3/5
星3個

難度が高い上級資格となっており、受験するにはCCNA資格を取得している必要があります。

取得費用
3/5
星3個

試験料金として最低16,275(円)×4(科目)=66900円かかります。他、セルフスタディキットやシュミレーションソフトなどを購入すると10万円以上の費用がかかります。

役立ち度
3.5/5
星3.5個

CCNPの資格に対する企業の評価は高いため、ネットワーク関連の仕事に就かれる方はぜひ取得を目指しましょう。

ネットワークエンジニアとして実務経験を積み、スキルアップの証明としてCCNP資格を取得する人は多いのではないでしょうか。せっかく資格を取得できたのですから、業務上でもCCNPの知識を活用できなくてはもったいないですよね。
もし、「今の職場では単純な運用作業が多すぎる」「もっと上流工程の設計構築に携わりたい」と感じているのであれば、CCNP取得を機に転職を考えてみるのもよいかもしれません。

この記事では、CCNPを活かせる具体的な職種や役割、キャリアパス、転職市場の現状など、転職活動に役立つ情報をご紹介します。CCNP保持者の市場価値は年々高まっています。適切な転職戦略を立てれば、よりスキルを活かせる職場環境、より好条件での転職を実現できる可能性が広がります。

CCNPを活かせる仕事とは

CCNPの資格があれば、主にネットワークインフラの設計や構築、運用管理の仕事で活躍できます。

大手企業のIT部門やSIer、通信事業者など大規模なネットワーク環境を扱う現場では、ネットワークエンジニアとしての専門性を活かせる仕事が豊富です。社内ネットワークの構築はもちろん、クラウド環境の設計やセキュリティ対策など、幅広い分野で活躍のチャンスがあります。CCNPの知識を持つエンジニアには、チームリーダーやプロジェクトマネージャーとして活躍する人も多く見られます。

CCNPが必要とされる職種と役割

CCNPの資格保有者が活躍できる職種は、主にネットワークインフラの設計や構築、運用に関わる領域です。

具体的な職種と役割は以下のとおりです。

  • ネットワークアーキテクト:企業の通信基盤の設計を担当
  • インフラエンジニア:ネットワーク環境の構築と保守を実施
  • ネットワークコンサルタント:クライアントへの技術提案と課題解決をサポート
  • セキュリティエンジニア:ネットワークセキュリティの確保を担当

これらの職種では、以下のような具体的な業務を担当することが多いです。

業務内容 必要なスキル 役割の重要度
ネットワーク設計 OSPF、BGPなどの経路制御 ★★★
トラブルシューティング パケット解析、障害対応 ★★★
セキュリティ対策 ファイアウォール設定 ★★
プロジェクト管理 チームリーダーシップ ★★

中でも大規模なネットワーク環境では、CCNPレベルの知識が必須となることが多く、以下のような場面で活躍できます。

  • クラウド移行プロジェクトでのネットワーク再構築
  • マルチベンダー環境での統合的なネットワーク管理
  • グローバル拠点間のWAN構築
  • 社内ネットワークのセキュリティ強化

これらの職種では、CCNPの知識を活かしながら、年々進化するネットワーク技術に対応することが求められます。また、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルも重要な要素となっているため、技術力と併せてこれらのソフトスキルも磨いていく必要があります。

求められるスキルと経験年数の目安

CCNPを活かせる仕事に就くためには、資格保有に加えて実践的なスキルと一定の経験が必要です。

求められる主なスキルとしては下記が挙げられます。

  • ネットワーク設計・構築の実務経験
  • トラブルシューティングの対応力
  • プロジェクト管理の基礎知識
  • コミュニケーション能力
  • チームリーダーとしての素養

経験年数については、職務レベル別に下記のような目安があります。

職務レベル 必要経験年数 求められる実務内容
初級 2-3年 基本的な設計・構築
中級 4-6年 チームリーダー・プロジェクト管理
上級 7年以上 アーキテクト・コンサルティング

また、CCNPの知識を十分に活かすために、以下のような追加スキルの習得もおすすめです。

  • クラウド関連の知識(AWS、Azure等)
  • セキュリティ関連の知識(CISSP等)
  • プログラミングスキル(Python、Shell Script等)
  • プロジェクトマネジメントの資格(PMP等)

CCNPの価値が最大限に発揮されるのは、実務経験3年以上を積んでからです。これは、理論的な知識と実践的なスキルがバランスよく身につくタイミングだからです。

経験を積むにつれて、設計からプロジェクト管理まで幅広い業務に対応できるようになり、活躍の場が広がっていきます。資格取得後も継続的な学習と実務経験の蓄積が重要です。

CCNPホルダーの一般的な年収レンジ

CCNPホルダーの年収は、経験年数や業界によって幅がありますが、一般的に 年収450万円から850万円程度の範囲となっています。

これは、CCNPという高度な資格保持者に対する企業の評価が高く、ネットワーク関連の専門性が重視されているためです。具体的な年収レンジを経験年数別に見てみましょう。

経験年数 年収範囲 平均年収
3-5年 450-550万円 500万円
5-10年 550-700万円 600万円
10年以上 650-850万円 750万円

CCNPホルダーの年収に影響を与える主な要因には以下のようなものがあります。

  • 実務経験の質と量
  • 担当案件の規模と複雑さ
  • プロジェクトマネジメントのスキル
  • コミュニケーション能力
  • 英語力(グローバル案件の場合)

大手SIerやクラウドサービスプロバイダーでの年収は、中でも高い傾向にあります。これらの企業では、CCNPの専門知識を活かした複雑なネットワーク設計や構築が求められるため、より高い報酬が期待できるのです。

また、CCNPに加えてクラウド関連の資格やセキュリティ関連の資格を保持している場合は、さらに年収が上昇する可能性があります。このような複数の専門性を持つエンジニアは、企業にとって非常に価値の高い人材として評価されています。

ネットワークエンジニアとしてのキャリアパス

CCNPの資格を持つネットワークエンジニアには、豊かなキャリアパスが広がっています。基本的には現場でのネットワーク設計や構築からスタートし、経験を積むことでプロジェクトリーダーや技術マネージャーへと成長できます。さらに、大規模なインフラ構築の統括責任者や、ベンダーとの交渉役として活躍する道もあります。

実務経験とCCNPの知識を組み合わせることで、システムアーキテクトやITコンサルタントなど、より上流工程への転向も可能です。グローバル企業では、海外拠点のネットワーク統括や技術顧問として重宝される傾向にあります。CCNPはキャリアの可能性を大きく広げてくれる武器となってくれるのです。

上流工程へのステップアップ例

CCNPホルダーが上流工程にステップアップするためには、技術力とマネジメント力の両方が必要不可欠です。上流工程では要件定義やシステム設計など、より広い視野と高度な判断が求められます。

ネットワークエンジニアから上流工程へ進むためには、主に以下のようなステップを踏むことが一般的です。

  • 3年程度の運用保守経験を積む
  • 設計・構築プロジェクトに参画する
  • プロジェクトリーダーとして小規模案件を担当する
  • 要件定義フェーズに参加し、顧客折衝を経験する

上流工程で求められる具体的なスキルと習得方法は下記の通りです。

スキル 習得方法 目安期間
システム設計 設計ドキュメント作成、レビュー参加 1-2年
要件定義 顧客との打ち合わせ同席、RFP作成補助 1-2年
プロジェクト管理 PMBOKの学習、小規模案件のPL経験 2-3年
コミュニケーション 社内外の関係者との調整業務 1-2年

重要なのは、技術的な知識だけでなく、ビジネス視点での提案力を身につけることです。そのためには以下の取り組みが効果的です。

  • 業務知識の習得
  • 提案書作成スキルの向上
  • コスト管理の基礎理解
  • リスクマネジメントの実践

このようなスキルを段階的に習得することで、CCNPの知識を活かしながら、より上流工程での活躍が期待できます。多くの場合、5-7年程度の実務経験を経て上流工程への移行が可能となります。

プロジェクトマネージャーへの昇進事例

CCNPホルダーがプロジェクトマネージャーへ昇進するケースは、近年増加傾向にあります。技術的な知識を持ちながらマネジメントスキルも兼ね備えた人材として、多くの企業から重宝されています。

一般的なキャリアパスとして、以下のような段階を経て昇進するケースが多く見られます。

  • 入社後3~5年:ネットワークエンジニアとして実務経験を積む
  • 5~7年目:サブリーダーとして小規模プロジェクトを担当
  • 7~10年目:チームリーダーとしてプロジェクト管理を経験
  • 10年目以降:プロジェクトマネージャーへの昇進

具体的な昇進事例として、ある大手SIer企業では、以下のような実績を持つCCNPホルダーがプロジェクトマネージャーに昇進しています。

経験年数 主な実績 求められるスキル
8年目 金融系大規模ネットワーク構築 マネジメント力
10年目 クラウド移行プロジェクト統括 コミュニケーション力
12年目 グローバル案件のPMO 英語力

プロジェクトマネージャーへの昇進に必要な要素として、以下のポイントが挙げられます。

  • CCNPレベルの技術知識を活かした提案力
  • プロジェクト予算管理の経験
  • チームマネジメントの実績
  • 顧客折衝能力の向上
  • ベンダーとの関係構築力

技術だけでなくビジネス面でのスキルアップも重要です。CCNPの知識をベースに、PMPなどのプロジェクトマネジメント資格を取得することで、さらなるキャリアアップが期待できます。

また、プロジェクトマネージャーとして活躍するCCNPホルダーの多くは、技術面でのバックグラウンドを活かしながら、チーム全体の生産性向上に貢献しているという特徴があります。

グローバル案件での活躍機会

CCNPの資格を持っていると、海外とのネットワーク構築プロジェクトで活躍するチャンスが広がります。グローバル案件では、高い報酬と貴重な経験を得られることが特徴です。

グローバル案件で活躍できる理由は、CCNPが世界的に認知された資格であり、海外企業との共通言語になっているからです。特に以下のような案件で重宝されます。

  • 多国籍企業のネットワーク統合プロジェクト
  • クラウド基盤のグローバル展開
  • 海外拠点とのVPN構築
  • セキュリティ対策の国際標準化

具体的な活躍事例として、以下のようなプロジェクトが挙げられます。

プロジェクト種別 求められるスキル 報酬レンジ(月額)
アジア圏ネットワーク統合 CCNP + 英語力 80-120万円
グローバルSD-WAN構築 CCNP + クラウド知識 90-150万円
セキュリティ標準化 CCNP + セキュリティ資格 85-130万円

グローバル案件で成功するためには、技術力だけでなくコミュニケーション能力も重要です。英語での技術文書の読み書きや、海外チームとの打ち合わせに対応できる語学力があると、さらに活躍の場が広がるでしょう。

また、世界各地のチームと協働することで、最新技術のトレンドをキャッチアップできる点も魅力です。グローバルスタンダードな実務経験は、今後のキャリアアップにも大きく役立ちます。

グローバル案件での経験を積むことで、より上流工程やプロジェクトマネージャーとしての道も開けていきます。CCNPの知識を活かしながら、国際的な視野を持ったIT人材として成長できる機会といえるでしょう。

CCNPを活かせる転職市場の現状

ネットワークエンジニアの転職市場では、CCNPの資格保持者に対する求人需要が年々高まっています。大手SIerやベンダー企業では、ネットワークインフラの設計や構築のできる即戦力として、CCNP資格者の採用に積極的な姿勢を見せています。

スタートアップ企業でもクラウド環境の整備やセキュリティ強化のため、CCNPホルダーの採用を強化しており、年収や福利厚生の面でも好待遇を提示する企業が増えてきました。業界全体で見ても、CCNPの資格を持つエンジニアの求人倍率は常に高水準を保っています。

大手SIerでの求人傾向

大手SIerのCCNP保持者に対する求人ニーズは年々高まっています。中でも、設計から運用保守まで一貫して担当できるエンジニアの募集が目立ちます。

大手SIerの求人では、以下のような特徴が見られます。

  • 年収レンジが600万円から1000万円と比較的高待遇
  • フルリモートワークの導入が進んでいる案件が増加
  • プロジェクトリーダーやマネージャー候補としての採用
  • クラウド環境でのネットワーク構築経験を重視

求められるスキルセットは案件によって異なりますが、一般的に下記の要件が挙げられます。

スキル要件 求められるレベル
CCNP資格 必須
ネットワーク設計 3年以上
プロジェクトマネジメント 2年以上が望ましい
クラウド環境 AWS/Azure経験あり
コミュニケーション 顧客折衝経験必須

最近の傾向として、CCNPの資格保持に加えて、クラウドやセキュリティの知識を併せ持つ人材への需要が高まっています。また、DXプロジェクトの増加に伴い、従来型のネットワークだけでなく、新しい技術への適応力も重視されるようになってきました。

大手SIerならではの特徴として、案件の規模が大きく、キャリアアップの機会も豊富です。チーム制での作業が基本となるため、技術力だけでなく、人材育成やマネジメントのスキルを身につけることができる環境が整っています。

ベンダー企業での採用ニーズ

ネットワーク機器ベンダーでは、CCNPホルダーの採用に積極的な姿勢を見せています。最も需要が高いのは、製品の技術サポートやコンサルティングの分野です。

その理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 製品導入前後の技術的なアドバイスができる人材が不足している
  • 顧客企業のネットワーク環境を理解した上での提案力が求められている
  • グローバルでの技術対応ができる人材へのニーズが高まっている

具体的な採用ニーズを企業規模別に見てみましょう。

企業区分 求められる役割 待遇の特徴
大手ベンダー プリセールス・技術営業 年収600-800万円台
中堅ベンダー 製品サポート・導入支援 年収500-700万円台
スタートアップ アーキテクト・コンサルタント 年収700-1000万円台

製品の技術営業職(プリセールス)での採用では、CCNPの知識を活かして顧客の課題を理解し、最適なソリューションを提案できる人材が重宝されています。

また、以下のような付加価値を持っているCCNPホルダーは、さらに採用されやすい傾向にあります。

  • クラウド関連の資格も保持している
  • コミュニケーション能力が高い
  • 英語でのテクニカルサポートができる

採用時の面接では、単なる技術力だけでなく、顧客視点でのソリューション提案力が重視されます。そのため、過去の構築経験やトラブルシューティングの実績を具体的に説明できるように準備しておくことをおすすめします。

スタートアップ企業の待遇比較

スタートアップ企業では、CCNPホルダーの待遇は企業の成長フェーズや規模によって大きく異なります。大手企業と比べて基本給は若干低めですが、ストックオプションなどの株式報酬が魅力的な条件として設定されていることが多いです。

企業規模や成長ステージによる待遇の違いを具体的に見てみましょう。

企業フェーズ 基本年収 株式報酬 福利厚生
シード期 400-500万円 多め 最小限
アーリー期 500-600万円 中程度 基本的
レイター期 600-800万円 少なめ 充実

スタートアップ企業ならではの特徴的な待遇には以下のようなものがあります。

  • フレックスタイム制や完全リモートワークなど、柔軟な働き方を選べる
  • 最新技術に触れる機会が多く、スキルアップがしやすい環境
  • 役職や年齢に関係なく、実力次第で重要なポジションに就ける
  • 社員数が少ないため、CCNPの知識を活かした 幅広い業務経験が積める

一方で注意が必要な点もあります。

  • 経営状態が不安定な場合がある
  • 福利厚生が発展途上のケースが多い
  • 残業が多くなる可能性がある

スタートアップ企業での待遇を検討する際は、将来の成長性や自身のキャリアプランとのマッチングを慎重に見極めることが大切です。CCNPホルダーとしては、新しい技術へのチャレンジ機会や、経験を活かせる裁量の大きさなども重要な判断材料になるでしょう。

人材市場では、CCNPの資格を持つエンジニアは即戦力として重宝されるため、待遇面での交渉の余地は十分にあると言えます。ラウドやセキュリティ分野に強みを持つスタートアップ企業では、高い技術力を評価して柔軟な待遇設定をしてくれることが多いです。

CCNP保持者に人気の転職先業界

CCNPスキルを活用できる転職先として、金融業界やクラウドサービス、セキュリティ分野が注目を集めています。これらの業界では、高度なネットワーク技術を必要とする案件が豊富で、CCNPホルダーの専門性が高く評価されるんです。

大手金融機関やクラウドプロバイダーでは、社内ネットワークの構築や運用管理の経験を持つCCNP資格保持者の採用に積極的です。ネットワークインフラの安定性や信頼性が重視される業界だからこそ、CCNPの知識を持つエンジニアの市場価値は高まる一方なのです。

金融系システムインテグレーター

CCNPホルダーにとって、金融系システムインテグレーターは、高い年収と安定性を両立できる魅力的な転職先となっています。

その理由は、金融機関のネットワークシステムが複雑で高度なスキルが必要とされ、それに見合った待遇が用意されているからです。銀行や証券会社のシステムは24時間365日の安定稼働が求められ、セキュリティ要件も厳格なため、CCNPレベルの専門知識が重宝されています。

具体的な事例として、以下のような待遇や業務内容が挙げられます。

  • 年収レンジ:600万円~1000万円(経験5年以上の場合)
  • 福利厚生が充実(確定拠出年金、持株会、家族手当など)
  • 残業時間が比較的少なめ(月平均20~30時間程度)

また、金融系SIerでは以下のような業務に携わることができます。

  • インターネットバンキングシステムの設計・構築
  • 取引所ネットワークの冗長化対策
  • セキュリティ対策の実装・運用
  • クラウド移行プロジェクトの推進

金融系SIerでの主な役割と求められるスキル

役割 必要なスキル 経験年数
ネットワーク設計 CCNP, セキュリティ 5年以上
プロジェクト管理 PMスキル, コミュニケーション 7年以上
インフラ構築 クラウド, 仮想化技術 3年以上

このように、金融系SIerではCCNPの知識を存分に活かしながら、キャリアアップの機会も豊富に用意されています。FinTech(フィンテック)の進展に伴い、新規プロジェクトも増加傾向にあるため、スキルを活かせる場面がますます広がっているといえます。

クラウドサービスプロバイダー

CCNPホルダーの転職先として、クラウドサービスプロバイダーは非常に魅力的な選択肢となっています。大手クラウドベンダーは、ネットワークの知識と実務経験を持つCCNP資格保持者を積極的に採用しているのです。

その理由は主に3つあります。

  • クラウドサービスの基盤となるネットワーク設計・構築のスキルが必要
  • 顧客企業へのテクニカルサポートで高度な知識が求められる
  • クラウド環境でのセキュリティ対策にネットワークの専門知識が不可欠

CCNPホルダーには次のような待遇が用意されている場合が多いようです。

項目 内容
年収レンジ 500万円〜1200万円
昇給制度 年1回以上
賞与 年2回
福利厚生 充実(確定拠出年金、住宅手当など)
研修制度 社内外の技術研修が豊富

クラウドサービスプロバイダーでの経験は、さらなるキャリアアップにもつながりやすく、グローバルで活躍できる機会も豊富です。

日本国内でも、クラウドサービスの需要は年々高まっており、CCNPの資格を持つエンジニアの採用ニーズは今後も続くと予想されています。クラウドサービスプロバイダーへの転職を目指す場合は、CCNPに加え基本的なクラウド技術の理解やクラウドベンダー資格の取得も併せて検討することをおすすめします。

セキュリティベンダー

CCNPホルダーにとって、セキュリティベンダーは 高い年収と専門性を活かせる魅力的な転職先となっています。近年のサイバーセキュリティ対策の重要性から、CCNPの知識を持つエンジニアの需要が高まっているのです。

セキュリティベンダーでは、主に以下のような業務に携わることができます。

  • ネットワークセキュリティ製品の開発・設計
  • セキュリティ監視・運用サービスの提供
  • お客様へのセキュリティコンサルティング
  • 製品の導入支援や技術サポート

大手セキュリティベンダーでは、以下のような待遇面でのメリットがあります。

項目 詳細
基本年収 500万円〜1000万円以上
賞与 年2回〜4回
手当 資格手当、技術手当など充実
福利厚生 確定拠出年金、持株会など

転職時には、CCNPに加えて以下のようなスキルがあると、より好条件での転職が期待できます。

  • セキュリティ関連資格(CISSP、CompTIA Security+ |など)
  • クラウドセキュリティの知識・経験
  • インシデントレスポンスの実務経験
  • 脆弱性診断・ペネトレーションテストのスキル

実際の転職事例として、SIerからセキュリティベンダーへの転職で年収が30%以上アップするケースも少なくありません。CCNPの知識を基盤として、セキュリティ分野でのスペシャリストを目指すことで、さらなるキャリアアップが期待できます。

転職時の年収アップのポイント

CCNPの資格を持つエンジニアが転職で年収アップを実現するためには、経験年数に応じた市場相場を把握することがとても大切です。ネットワーク系エンジニアの場合、経験とスキルの組み合わせで、年収は大きく変わってきます。

転職時の交渉を有利に進めるには、CCNPの技術力に加えて、プロジェクトマネジメントやクラウド技術など、市場価値の高いスキルを身につけておくことがポイントになります。これらの要素を組み合わせることで、希望する年収レンジに近づけることができるでしょう。

経験年数別の相場感

CCNPホルダーの経験年数に応じた年収相場は、スキルと実務経験の組み合わせによって大きく変動します。特に3年以上の実務経験を積んだ場合、年収が大きく上昇する傾向にあります。

経験年数別の年収相場を具体的に見ていきましょう。

経験年数 年収範囲 特徴
1-2年目 350-450万円 基礎的なネットワーク設計・構築業務
3-5年目 450-600万円 チームリーダー級の実務経験必須
6-9年目 600-800万円 プロジェクトマネジメント経験が重要
10年以上 800-1200万円 上流工程や管理職としての実績が必要

この相場感に影響を与える主な要因は以下の通りです。

  • 企業規模や業界による違い
  • プロジェクトマネジメント経験の有無
  • クラウド環境での構築経験
  • セキュリティ関連の実務経験

転職市場では、以下のようなスキルを持つCCNPホルダーの需要が高くなっています。

  • マルチベンダー環境での構築経験
  • クラウド環境(AWS、Azure)との連携実績
  • セキュリティ設計・運用の知見
  • チームマネジメントの経験

これらの要素に加えて、最新技術への対応力や、ビジネス目線でのソリューション提案能力を持っているCCNPホルダーは、さらに高い年収を期待できます。

なお、この相場感は東京都心部を中心とした給与水準であり、地方では20-30%程度低くなる傾向があることにも注意が必要です。

職種変更による収入増の実例

CCNPホルダーの方々の職種変更による収入増の具体例をご紹介します。ネットワークエンジニアから別の職種への転換により、年収が20%以上アップするケースが多く見られます。

主な収入増加が見込める職種変更パターンを3つご紹介します。

  • ネットワークエンジニアからセキュリティスペシャリストへ
  • インフラエンジニアからプリセールスエンジニアへ
  • ネットワーク保守からITアーキテクトへ

具体的な収入増加の事例を表にまとめました。

変更前の職種 変更後の職種 収入増加率 主な要因
ネットワークエンジニア セキュリティスペシャリスト 約30% CCNP+セキュリティ資格
インフラエンジニア プリセールス 約40% 技術知識+営業スキル
ネットワーク保守 ITアーキテクト 約35% CCNP+設計経験

成功しやすい職種変更のポイントとして、以下が挙げられます。

  • CCNPの技術知識をベースに、新しい専門性を付加する
  • 顧客折衝やマネジメントなどの付加価値スキルを習得する
  • 業界トレンドを見据えた職種選択をする

実際の転職事例として、35歳でセキュリティスペシャリストに転向したCCNPホルダーは、年収が850万円から1,100万円に増加しています。このケースでは、CCNPの知識を活かしながらセキュリティ分野の専門性を高めたことが、大幅な収入増につながりました。

求められる追加スキル

CCNPホルダーのさらなる年収アップには、ネットワーク技術だけでなく、複数のスキルを組み合わせることが重要です。現在のIT業界では、専門性と柔軟性の両方が求められているためです。

具体的に求められる追加スキルについて、優先度別にまとめてみました。

必須レベルのスキル
– クラウド技術(AWS、Azure、GCPのいずれか)の実務経験
– 基本的なLinuxサーバー運用管理
– ネットワークセキュリティの実践的知識
– プロジェクトドキュメントの作成能力

あると強みになるスキル
– コンテナ技術(Docker、Kubernetes)
– Infrastructure as Code(Ansible、Terraform)
– プログラミング言語(Python、シェルスクリプト)
– ITILに基づくサービスマネジメント

キャリアアップに効果的なスキル
– プロジェクトマネジメント(PMP資格)
– ビジネス英語力(TOEIC 730点以上)
– ベンダーニュートラルな高度資格(情報処理安全確保支援士など)
– クラウドベンダー認定資格

これらのスキルの習得優先度は、現在の職務や目指すキャリアパスによって変わってきます。以下の表を参考に、自身の状況に合わせて選択するとよいでしょう。

キャリア志向 おすすめの追加スキル 目安の習得期間
技術専門職 クラウド、コンテナ技術 6か月〜1年
マネジメント職 PMP、ITILv4 3か月〜6か月
グローバル案件 ビジネス英語、クラウド資格 1年〜1年半

転職市場では、複数の技術を組み合わせられるT型人材が重宝されます。まずは自分の得意分野を軸に、関連する技術から少しずつ習得していくことをお勧めします。

IT人材派遣サービスの活用方法

CCNPホルダーの転職活動には、人材派遣サービスの活用もおすすめです。人材派遣は、企業への就職ではなく案件ベースで携わる業務を選べることがメリットです。チャレンジしてみたい業務内容や磨きたいスキルに照準を合わせた転職活動ができるのは、人材派遣ならではです。

例えば「type IT派遣」のようにIT業界に特化した人材派遣サービスであれば、キャリアコーディネーターや営業担当の専門性が高く、CCNPの資格価値も正確に理解しています。あなたのスキルや経験を最大限活かせる転職先を提案してくれます。給与交渉のサポートなど、きめ細やかなサービスを無料で受けられるのも大きな魅力です。

ITに特化したキャリアコーディネーターによる転職サポート

人材派遣サービスを活用する主なメリットは次のとおりです。

  • 現在の市場価値を客観的に評価してもらえる
  • CCNPスキルを活かせる求人を効率的に紹介してもらえる
  • 転職市場のトレンドや時給相場について詳しい情報が得られる
  • 職務経歴書やスキルシートの作成についてアドバイスがもらえる
  • 企業と働き方や給与の交渉を行ってくれる

キャリア相談の際は、以下の点を明確にしておくとよいでしょう。

  • 希望する職種(ネットワーク設計、運用管理など)
  • 携わりたい案件の規模や業界
  • 目標とする給与レベル
  • 働き方の希望(常駐/社内勤務、リモートワークなど)

また、より良いキャリア相談 のために、以下の準備をしておくことをおすすめします。

  • 直近3年の業務経歴書
  • 取得している資格証明書のコピー
  • 希望条件をまとめたメモ
  • これまでの転職活動での課題点

あなたのスキルや希望をわかりやすく伝えることで、キャリアコーディネーターからより具体的なアドバイスがもらえるでしょう。

まとめ

CCNPの資格を持っていれば、ネットワークエンジニアとしての基本的なキャリアから、プロジェクトマネージャーやグローバル案件まで、幅広い活躍の場があることがわかりました。
CCNPホルダーの転職市場での価値は高く、大手SIerやクラウドサービスプロバイダー、セキュリティベンダーなど、様々な業界でニーズがあります。

経験を重ねることで、上流工程への参画やマネジメント職への道も開けていきます。金融系システムインテグレーターなど専門の高い分野であれば、より高い年収も期待できそうです。

最適な転職先を見つけるためには、「type IT派遣」のようなIT業界に特化した人材派遣サービスの活用もおすすめです。
これまでのキャリアの棚卸しから、最適な案件の紹介、将来的なビジョンまで、長い目で見てあなたのキャリア構築をサポートしてくれるはずです。

CCNPは確かな技術力の証明です。ぜひ自信を持って活用してください。

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type IT派遣編集部では、派遣に関する知識やスキルアップの方法、業務に活かせる資格など、転職に役立つ情報をお届けしています。
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