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経験・知識なし・・・ ど未経験OKのネットワークエンジニアの求人を30秒で見抜くワザ
学校で専門知識を学んだ経験や特別な資格を持っていなくても、ネットワークエンジニアとして転職を決めた人はたくさんいます。求人サイトでも「ネットワークエンジニア」で「未経験OK」の求人という条件で検索してみると、相当数のヒットがあるはず。
でも、本当に未経験からできるの?という疑問がぬぐえない方も多いのではないでしょうか。実際、求人情報を詳しく読み解いてみると、実務未経験OKだったとしても、多少の知識がないと難しい仕事も。本当は経験者を希望している採用企業の思惑が透けて見えるようです。
今回は、真の未経験歓迎求人を見分けるためのテクニックをお伝えします。ネットワークエンジニアについての知識が全くなくても、これさえ読めば求人選びがスイスイできますよ!
1.「ネットワーク」?「インフラ」?対象範囲に着目せよ!
「ネットワーク」と「インフラ」、どちらが担当する範囲が大きいか分かりますか?
答えは「ネットワーク」<「インフラ」。「インフラ」は、「ネットワーク」と「サーバー」をまとめた呼び方です。
未経験の人にとっては「サーバー」や「ネットワーク」という言葉自体にも馴染みがないかもしれません。「サーバー」は、ほかのパソコンにさまざまな機能やサービスを提供するコンピュータのことで、メールの管理や送受信を行う「メールサーバー」やWebコンテンツの送信を行う「Webサーバー」など、提供する内容によって種類が分かれています。
「ネットワーク」は、パソコンやサーバーをつなぐ通信網を指します。ネットワークにパソコンを接続することで、サーバーにあるデータを複数のパソコンで共有したり、プリンタと接続すれば印刷をしたりすることができるようになります。
未経験なら、なるべくスタート時の業務範囲は狭くした方が安心。業務対象が「ネットワーク」のみのものに絞りましょう。
2.「保守」?「運用監視」?似ている言葉のようでかなり難易度が違う!
さて、求人サイトで「未経験OK」の求人を検索したあなたは、「ネットワーク運用監視」や「ネットワーク保守」などの職種名を目にすることでしょう。「運用監視」と「保守」、言葉は似ていますが、業務の難易度には大きな差があります。
「運用監視」は、監視端末(モニター)で問題なくネットワークが稼動しているか、ネットワークの状態を確認し、トラブルがあった場合にはマニュアルに従って対応を行う仕事。マニュアルの内容で解決できない場合は、保守担当へ連絡します。これで、「運用監視」と「保守」、どちらが難易度が高いかはわかりますね。運用監視担当が対応するトラブルの範囲はあらかじめ決められており、マニュアル通りに対処できれば良いため、初心者でもチャレンジしやすい業務です。
ちなみに、保守担当でも問題が解決しなかった場合は、さらにベンダー(機器のメーカー)や外部の企業に対応を依頼することになります。
「運用監視」という職種名であっても、「保守」の仕事を兼務している場合もありますので、その点に注意して求人を読み込みましょう。
3. あれば嬉しい!研修の有無
先程お伝えした通り、「運用監視」業務には基本的にマニュアルの用意がありますが、やはり研修があった方が安心です。研修には、一定期間、テキストなどを用いて講師役の先輩社員などから座学で教えてもらう場合と、先輩社員に実務を行いながら教えてもらうOJTの場合があります。知識がまったくないという人は、座学から始めるのが望ましいですが、OJTの方が業務のイメージが沸く、覚えが早いという人もおり、どちらが良いかは好みにもよります。自分がどちらに向いているタイプかを考えて選びましょう。なお、研修期間中は給与が異なる(低く設定されている)場合もありますので、忘れずにチェックしてください。
まとめ
もしあなたにITの知識がまったくない場合、「研修がある」「ネットワーク」の「運用監視」の仕事からスタートするのがベストです。
運用監視業務は、前述の通りマニュアル通りの対応ができれば良いため、ネットワークエンジニアの入口に最適ですが、そのまま長く続けているだけではスキルが身につかない仕事でもあります。ネットワークだけでなく、サーバーなど、周辺にも知識を広げていこうとする姿勢で仕事に取り組むことが大切です。特にトラブルが発生しなければ手が空くことがあり、その間に自分のIT関連の勉強をしてもOKな場合もありますので、空き時間も上手に活用してスキルアップを目指しましょう。
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