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履歴書にプラスするなら?周りと差がつく!エンジニアにお勧めの非IT系資格3選
基本情報処理技術者試験、応用情報処理技術者試験、マイクロソフトやオラクルなどベンダー認定資格・・・こうしたIT系の資格を既にお持ちのエンジニアの方も多いのではないでしょうか。
今回は、持っているとエンジニアの業務上で役に立つ・評価が上がる、IT系以外の資格を3つご紹介します!
1. 日商簿記3級・2級
簿記は、企業のさまざまな経済活動を整理・記録するためのスキル。3級では、個人商店や中小企業を前提とした帳簿の記入方法を学び、2級では株式会社で必要とされる会計処理を学びます。2級レベルでは企業から発表される財務諸表も読みこなせるように!
SIerでは、財務・会計システムの構築案件も多く、特に要件定義など上流工程を担当する場合に会計業務の流れを理解していることが求められます。そこで役に立つのが簿記の知識。2級までの取得で、経理の業務に必要な知識が一通り身に付けられ、ユーザーとなる経理担当者とも対等に会話することが可能。上流工程へステップアップするためには持っておきたい資格の一つです。
いきなり2級を受験することも可能ですが、これまで全く簿記を学んだことがない方なら、まず3級の勉強からスタートするのが一般的でしょう。3級は、スクールへの通学や通信教育で学ぶ方法もありますが、テキストを購入しての独学で十分に取得が可能です。実際に独学で3級を取得した人のブログもたくさん見つかりますので、参考にしながら自分なりに勉強の計画を立ててみてください。
2級では、3級で学ぶ商業簿記に加え、原価計算などを行う工業簿記が加わるため、難易度がぐっとアップ。それでも、3級の知識がベースにあれば、独学でも合格は可能です。2級を取得すれば、履歴書でもアピールできますので、ぜひ取得を目指してみてください!
最新の情報は商工会議所のホームページ(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping)で確認できます。
2. TOEIC(R)テスト
外資系企業への転職を目指す方、外資系企業でのプロジェクトに参加したい方だけでなく、インドやベトナム、中国などのオフショア開発でブリッジSEとして活躍したい方に最適なTOEIC(R)テスト。英語によるコミュニケーション能力を評価する、世界共通基準のテストです。
TOEIC(R)は、目的や測定したいスキルに応じて5つのテストに分かれていますが、最もメジャーなのはListening & Reading Testでしょう。リスニングセクションとリーディングセクションとは各100問・495点配点で構成されており、合計990点が満点となります。結果に合格・不合格はなく、スコア(得点)で示され、このスコアによって英語スキルがどのレベルなのかを示すことになります。
一般的な企業で管理職への昇進にTOEIC(R)のスコアを必要条件としている場合、600点を目安としていることが多いようです。履歴書でアピールするなら、600点以上を目指したいところ。ただし、英語化で話題となった楽天では、新卒入社時に800点の取得が条件になっており、企業によって求めるレベルに大きな隔たりが。実際に関わる業務でどの程度英語を使うことが想定されるのかをもとに、目標スコアを決めて学習をすることがビジネスで使える英語を身に付ける近道になるでしょう。TOEIC(R)のホームページでは、「ビジネスコミュニケーション場面でできるようになりたいこと」についてのアンケートに答えることで目標スコアを示してくれる(http://www.iibc-global.org/toeic/special/target.html)ので、活用してみてください!
3. Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)
Webサイト、特にEC系サイトの開発に携わる方にお勧めなのが、Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)。多くのサイトで導入されている無料のアクセス解析ツール、Google Analyticsに関する総合的な知識を持っていることを公式に認定してくれる資格です。テストでは、Googleアナリティクスの基本を理解し、アクセス分析ができるようになるまでの一通りの知識が問われます。ネット上で無料で受けられ、合格できなかった場合も期間を空けず何度でも受験できますので、比較的気軽にチャレンジできる試験です。
Googleが、初心者向けのセミナー動画(https://analytics.google.com/analytics/academy/course/6)を公開しており、学習しやすい環境も整っています。動画は英語ですが、日本語字幕もありますのでご安心を!「Digital Analytics Fundamentals」コースを視聴することで、出題範囲の内容をほとんどカバーすることができます。コースは全22動画で構成され、すべての視聴には3時間程度が必要となりますが、1つの動画は2~10分程度ですので、細切れの時間を活用しての学習も可能です。
なお、認定資格には合格後 18 か月の有効期限が設けられていますのでご注意ください。
まとめ
資格を取得することのメリットは、もちろん履歴書への記載で企業にアピールができることですが、取得そのものよりも、しっかりとして知識を身に付けることの方が大切です。取得した後は、業務内で知識を活用していかないと、宝の持ち腐れどころかペーパードライバー状態になってしまうことも・・・。資格取得には、時間も労力もお金も必要になります。やみくもに資格取得を目指すのではなく、関わる業務に活かせる資格を厳選して取得しましょう!
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