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転職に役立つ情報
エンジニアに英語力はどの程度必要?英語力の目安やメリットと合せて頻出単語・勉強方法も解説!
目次
- エンジニアに英語力が求められる理由
- 公用語が英語である
- プログラミング言語のほとんどが英語で書かれている
- 仕事をスムーズに進めるため
- エンジニアが英語力をつけるメリット
- 外国人との仕事がスムーズに進む
- 最新情報を早く入手できる
- 仕事の幅が広がる
- 不具合を早く解決できる
- 転職に有利になる
- コード入力時のミスが減らせる
- 海外でも働ける
- エンジニアに求められる英語力の目安
- TOEICであれば700点
- 最低英検3級+ビジネス英会話
- エンジニアが押さえて起きたい頻出単語と例文
- 頻出単語
- 例文
- 英語力を身に付けるための勉強方法
- テキストや英単語帳を使う
- 英語のメディアや本を毎日読む
- 日本語字幕付きの海外ドラマや映画を見る
- 読み終えている技術書の原書を読む
- 英会話スクールを利用する
- スマホアプリを利用する
- 英語の勉強を始める前のポイント
- 英語を学ぶ目的を明確にする
- 自分の英語レベルを把握する
- 勉強時間を確保する
- 英語習得までの時間目安
- まとめ
デジタル分野が発展し、便利な生活を送る上で欠かせないのが、エンジニアと呼ばれる職業の存在です。そのエンジニアにはどの程度の英語力が求められるのか、ご存じでしょうか。本記事では、エンジニアにはどの程度の英語力が必要なのか、目安やメリットとあわせて頻出単語・勉強方法も解説していきます。
エンジニアに英語力が求められる理由
エンジニアに英語力が求められる理由から解説していきます。エンジニアを目指している人や、エンジニアで英語力がないという人は、是非チェックして下さいね。
公用語が英語である
国内で日本人に対してのみと、条件が限定的な仕事であれば、基礎英語程度の知識でも問題ありません。しかし、取引相手が海外や様々な国の人が参加しているプロジェクトなどの場合、多様な言語(フランス語・ヒンドゥー語・ポルトガル語など)を用いることは難しいといえます。
そのため、海外と取引をしている・海外に拠点がある企業の場合、職場で話す言語は公用語である英語と定められていることが多いです。
プログラミング言語のほとんどが英語で書かれている
プログラミング言語のほとんどは、英語で書かれています。近年では、翻訳ツールを利用すれば難なく日本語でも読むことができますが、英語の知識量によって、プログラミングの理解力に差が生まれるのが実状です。
また、専門用語に対しては翻訳ツールも有効ではないため、高い英語力を身に付けておくのがよいでしょう。
仕事をスムーズに進めるため
多くの日本人が英語だと思っている言葉は、実は日本人が造った造語の可能性があります。例えば、「SE(システムエンジニア)」や「Webディレクター」は、日本語英語です。海外の人にSEを伝えるのであれば、システム工学に携わっているエンジニアを意味する「Programmer」や「Software Engineer」といった言葉で表現するのが正解です。
Webディレクターの場合も、直訳で「Director」と伝えると重役や取締役といった意味になるため、「Project manager」や「Project leader」と表現するのが適切になります。世界で共通すると思っている日本語英語は、日本人が造った造語なため、海外で使用しても通じません。
細かいニュアンスの違いは、しっかりとした英語力を身に付けないと理解しにくい範疇になるため、仕事をスムーズに進めるためにも、英語力は重要です。
エンジニアが英語力をつけるメリット
エンジニアが英語力を求められる理由がわかったところで、続いては、エンジニアが英語力を身に付けるメリットを見ていきましょう。
外国人との仕事がスムーズに進む
英語力が高いと、外国人との仕事がスムーズに進みます。翻訳ツールを使用したり誰かに聞くなど、英語を翻訳する手間がかからず、ミュニケーションのタイムラグも生まれません。必要最低限の時間で、最高のパフォーマンスができるでしょう。
最新情報を早く入手できる
最新のIT情報は、海外から発信されるものが多いです。エンジニアは世界中に存在しているため、全世界のエンジニアに対して情報を発信するのであれば、最初に使われる言語は公用語である「英語」になります。
最新の情報を入手し、最新の技術を身に付けることは、エンジニアにとって必須といえる項目なので、英語力を付けておくことが大切です。
仕事の幅が広がる
近年の日本では、エンジニア不足が深刻化しているため、外国人エンジニアの登用が進んでいます。職場に外国人が増えていることにより、登用された外国人と英語でコミュニケーションを円滑にとれる人が重宝されます。
また、英語力のあるエンジニアは、登用されている外国人と一緒に海外プロジェクトへの参加を勧められやすいため、仕事の幅が広がるでしょう。
不具合を早く解決できる
システムの不具合を見つけて解消するのも、エンジニアの仕事の内。自分の持っている知識で解消できるエラーもありますが、1日以上かけないと解消できないエラーも、日常茶飯事です。そのように、解消が難しいエラーの場合は、エンジニアもインターネット上に解決策を求めます。
しかし、日本語では限界があるため、英語で検索ができると、解決策が見つけやすくなるのです。エンジニアは世界中に存在し、働いています。当然、情報量は日本語よりも英語での方が多いため、海外のエンジニアがアップした英語の情報をスムーズに得られることが、エンジニアとして有能である証拠といえるでしょう。
転職に有利になる
外国人エンジニアの登用が進み、海外にも取引先のある日本企業が増えているため、国内で英語力のあるエンジニアは、需要が高まっています。また、日本企業のみならず、海外や外資系企業も転職先としいて選べるため、転職に有利です。エンジニアとしての実力を試す・将来性を明るいものにしたいのであれば、英語を学んでおくのがおすすめです。
コード入力時のミスが減らせる
プログラミング言語には、英単語やアルファベットが多く使われているのが特徴です。コードして丸暗記でも問題ありませんが、英単語の意味を理解しながら暗記をすると、コード入力時のミスが減らせるのに加え、プログラミングへの理解が深まりやすくなります。
海外でも働ける
プログラミング言語は、全世界共通のものです。英語が話せれば、海外でもエンジニアとして活躍できるため、将来性が明るいものになるでしょう。
エンジニアに求められる英語力の目安
エンジニアに求められる英語力の目安を解説していきます。ここから解説していく項目はあくまでも目安なので、下記よりも高い英語力があるのであれば、英語力の低さでエンジニアとして困ることは少ないでしょう。
TOEICであれば700点
需要の高いエンジニアを目指すのであれば、日常会話+ビジネス英語にも対応できる必要があります。そのため、TOEICであれば、700点程度が目安です。あわせて英語圏の礼儀やマナーも学んでおくと、国際的なエンジニアとして仕事をする上で役立ちます。
最低英検3級+ビジネス英会話
最低でも、中学卒業レベルである英検3級+ビジネス英語は、押えておいた方がよいレベルです。英検3級を取得していれば、ある程度の読み書きはできており、辞書や翻訳ツールを駆使すると、英語の文献が読めます。
ただし、スムーズにネイティブとコミュニケーションをとることは難しいので、あくまでも、必要最低限のレベル目安です。
エンジニアが押さえて起きたい頻出単語と例文
エンジニアが押さえて起きたい進出単語と例文を解説していきます。仕事で役立つものばかりなので、覚えておくのがおすすめです。
頻出単語
頻出単語には、以下のようなものが挙げられます。
・内部設計:internal design
・外部設計:external design
・要件定義:requirement definition
・進捗:progress
・機能:function
・開発:development
・総合テスト:integration test
・単体テスト:unit test
・スクラム:scrum
上記のいずれも、エンジニアの仕事において欠かせない単語なので、覚えておいて下さい。
例文
頻出する例文は、以下の通りです。
・進捗を教えて下さい:What is the progress?
・メンテナンス中はアカウントシステムを使わないで下さい:Please do not use the account system during the maintenance.
・納期はいつまでですか?:When is the deadline?
・何か質問がありましたら、連絡下さい:If you have any questions、 please contact me.
・新機能リリースのお知らせです:This is an announcement of the release of the new function.
・添付の操作マニュアルに従って下さい:Please follow the attached operation manual.
・リカバリ作業は21:00までに完了する予定です:The recovering work will be completed by 21:00
・現在システムの復旧中です:We are recovering the system right now.
上記は、会議やメールのやり取りなど、外国人とコミュニケーションをとる際に役立つ例文です。例文も頻出単語とあわせて覚えておくと、スムーズに仕事が進みやすくなるでしょう。
英語力を身に付けるための勉強方法
英語力を身に付けるための、具体的な勉強方法がわからない人も多いでしょう。そういった人のために、ここからは英語力を身に付けるための勉強方法を解説していきます。下記の中から自分ができそうなものを上手く取り入れ、英語力のスキルアップに繋げて下さい。
テキストや英単語帳を使う
市販のテキストには、エンジニア向けのものが販売されています。どのような英語がエンジニアに必要なのかを検索する手間がかからないので、エンジニアに必要な英語の範囲を知りたい人に適しています。
また、英単語帳も非常に役立つツールです。難しい文法はわからなくとも、語彙力が高ければ話を聞いているだけでもおおまかな内容が理解できます。語彙力を高めるためには、英単語帳を見て発音する時間を増やすと、暗記も捗るでしょう。
英語のメディアや本を毎日読む
英語が身に付きやすいのが、英語のメディアや本を毎日読むことです。メディアであれば、Webで更新されているものを毎日20〜30分程度読むようにすると、語彙力や読解力が上がるだけではなく、英語圏のトレンドワードやスラングなども学べます。
本に関しては、1日1ページなどと目標を設定して習慣化するのがよいでしょう。この勉強方法を成功させるポイントは、ジャンル選びです。自分の好きなものだったり興味のあるものだったりするジャンルを選ぶと、楽しく英語力が身に付きます。
楽しいものは無理なく長期的に続けられるので、頑張る意識がなくとも、気付けば英語力が上がっていたなんてことも。
日本語字幕付きの海外ドラマや映画を見る
日常会話をしっかりと覚えたい・鍛えたいのであれば、日本語字幕付きの海外ドラマや映画を見るのがおすすめです。文法や格式張った英語ではなく、口語のような表現がたくさん出てくるため、本場の日常会話が覚えられます。
読み終えている技術書の原書を読む
最初から読んだことのない原書の翻訳にチャレンジするのは、大変です。そのため、原書を利用して英語力を高めるのであれば、読み終えている技術書の原書を読むのがおすすめです。
1度読み終えている技術書であれば、内容も理解できているため、英語も理解しやすくなります。また、技術書を原書で読む力が鍛えられる方法でもあるので、既にエンジニアの人に適している方法といえるでしょう。
英会話スクールを利用する
勉強の方法や自分の強化するべき部分がわからない場合は、英会話スクールを利用しましょう。プロの指導が受けられるのに加え、フィードバックもしてくれるので、効率よく英語力を身に付けることができます。
スマホアプリを利用する
デジタル化が進む今日では、英語力を高めるためのスマホのアプリが数え切れないほどリリースされています。ゲームをしながら英語を学ぶものから、本格的な学習向けのものなど、自分に適したスマホアプリを利用して、英語力を高めていきましょう。
英語の勉強を始める前のポイント
英語の勉強を始める前に、押えておくとよいポイントを解説していきます。何事も3日坊主になりやすい・勉強に対しての苦手意識があるという人は、是非参考にして下さい。
英語を学ぶ目的を明確にする
なぜ英語を学ぶのか、英語を学ぶ目的を明確にしておきましょう。エンジニアに転職をするためなのか、エンジニアとしてキャリアアップを目指すためなのかで、身に付けた方がよい英語の範囲が異なります。
転職のためであれば、日本国内で通用する程度の英語力を身に付ける、エンジニアとしてのキャリアアップであれば、ビジネス英語を中心とした学習がおすすめです。効率良く英語を身に付けるには、英語を学ぶ目的を明確にすることが大切です。
自分の英語レベルを把握する
自分に適したレベルの勉強をするために、自分が現状どの程度の英語レベルなのかを把握する必要があります。1から始めるとなると効率が悪く、必要な学力を身に付けるまでに時間がかかってしまうため、挫折しがちです。
適切なレベルからスタートし、徐々にレベルアップを目指していきましょう。
勉強時間を確保する
社会人になってからの勉強は、時間を有効活用することが大切です。勉強を始める前に、隙間時間を含めて、しっかりと勉強時間を確保する目安をつけておくのがよいでしょう。勉強を始める前に、勉強時間が確保できないことで挫折するのを防げます。
英語習得までの時間目安
英語習得までの時間目安として一般的に言われているのは、初心者レベルで約100時間・日常会話レベルで約1,000時間・マスターレベルで約10,000時間です。数字だけを見ると、気が遠くなるかもしれませんが、個人の能力や求めるレベル、勉強の仕方など様々な条件によって英語習得時間は異なります。
まとめ
デジタル化の進む近年では、エンジニアというだけでも需要が高まっていますが、英語力の高いエンジニアだと更に需要が高いといえます。また、海外でも活躍できるチャンスが多くなるので、グローバルなエンジニアを目指す人は、可能な限り高いレベルの英語力を身に付けておくのがおすすめです。
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