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転職時の志望動機・志望理由の書き方のポイントとは?【例文&NG例付き】

転職時の志望動機・志望理由の書き方のポイントとは?【例文&NG例付き】

志望動機・志望理由の重要性


志望動機(志望理由)は、面接や履歴書で採用担当者に見られる重要なポイントです。ほとんどの会社では採用した人材に”長期的に働いて欲しい”と考えており、「なぜこの会社で働きたいのか」という志望動機を大切にしています。志望理由から、熱意や採用ニーズとのマッチ度がある程度分かるからです。

ご自身の経歴に自信がない場合、職歴は事実以上のことを書くことができませんが、志望動機・志望理由については見せ方を工夫することができます。採用担当者に好印象を与えるためのポイントについて、以下で解説していきます。

転職時の志望動機・志望理由の書き方のポイント

志望動機は「結論(●●だから志望する)」「根拠(なぜなら●●だから)」「必然性(●●だからその会社でなければならない)」の3要素を中心に構成します。この基本構成を理解したら、さらにプラスの印象を与えるために以下で解説するポイントをおさえましょう。

書き出しは結論から記載する

志望動機の冒頭は「結論」から書くことをおすすめします。第一印象にあたる部分なので、まずは端的に「なぜその会社を志望するのか」を伝えましょう。採用担当者は一日に何十人分と書類を見ることも少なくないので、読みやすい、分かりやすい内容であることは大前提です。

とはいえ、短くまとめすぎて誰にでも言えそうな薄い文章になってしまわないよう注意が必要です。

転職理由と企業の魅力を結びつけて独自性を持たす

志望理由と聞いて「企業の魅力を伝えること」を連想する方がいるかもしれませんが、それだけでは不十分です。特に商品・サービスの魅力について書いただけでは、ただの”ユーザーの感想”で終わってしまい、”あなたらしさ=独自性”が失われてしまいます。

なぜ”あなた”がそこで働きたいのか、他の候補者と差別化できる”根拠”をしっかり伝えるようにしましょう。”転職理由”と”企業に感じた魅力”を結び付けて表現できれば、さらに説得力が増し、独自性を持たせることもできます。

実体験を生かした具体的なエピソードを記載する

志望理由は実体験を元にし、”オリジナル”の内容で書くことを意識します。転職理由は表面上だけ見るといくつかに分類でき、「待遇面の不満」「業務内容に関して」「企業や組織に対しての不満」「スキルアップ」などに関連することがほとんどでしょう。

しかし、転職理由と志望理由を掘り下げていくと詳細まで全く同じ人は存在しません。実際に経験した具体的なエピソードを盛り込むだけで、あなたらしさがアピールできます。

企業分析で志望動機につながる情報を収集する

説得力のある志望動機を伝えるために、”企業分析”と”情報収集”は欠かせません。前述した「あなただから」という他候補者との差別化が重要であるのと同様に、「貴社だから」という他社との差別化も必要です。似たようなサービスを展開する企業は多く、待遇面で同じような会社もたくさん存在します。そんな数ある企業の中で「なぜあえて当社なのか?」を説明できないと、その企業に対する熱意は伝りにくいでしょう。

志望する企業についての分析・情報収集はもちろんのこと、同業他社や競合サービスについて調べておくと、企業の強みや特色をより理解することができます。「(似たサービス・待遇の)他社じゃダメなんですか?」という質問にも答えられるよう準備しておくと安心です。

情報収集にあたり、以下4点は最低でも把握しておきたいポイントです。

応募する企業の事業内容・企業理念・社風
会社・事業・商品・サービスの魅力
企業が属する業界はどこか・同業他社はどこか
業界でのポジション・同業他社との差別化ポイント、強みはどこか

締めくくりは自分の強みが生かせることをアピールする

志望動機の最後は「貴社で活躍できる理由、活かせるあなたの強み」をアピールし締めくくりましょう。企業は”当社で活躍してくれる人材”を採用したいと考えています。採用担当者に志望理由を納得してもらうだけでは、最後の一押しが弱いかもしれません。

これまでのあなたの経験が業務で活きる場面、この会社だから活かせることを伝え、即戦力として活躍できることをアピールしましょう。

未経験の職種やスキルに自信がない場合も、志望する業務と親和性の高いポイントを「粘り強さ」「丁寧さ」などの性格面で探してみます。即戦力としては難しくても、やる気や本気度を伝えることができるかもしれません。

言葉選び・伝え方はポジティブさを意識する

志望動機は前向きな気持ちで伝えることが鉄則です。よって、言葉選びや伝え方も”ポジティブ”であることを前提とします。待遇への不満や人間関係など、転職理由はネガティブになってしまいがちですが、そんな時は言い換えを考えてみましょう。

例えば「×細かすぎる⇔〇几帳面で丁寧」「×考えなしに動いてしまう⇔〇すぐに行動に移せる、フットワークが軽い」「×嫌いだからできない⇔〇苦手だけど挑戦してみる」といったように、長所と短所は表裏一体だと良く言いますが、すべての物事は言葉のチョイスと伝え方で印象を変えることが可能です。

また面接で採用担当者と対面する際は、「言葉・話す内容」以上に「表情」と「声のトーン・話すペース」が重要です。この根拠については”メラビアンの法則”として心理学でも提唱されており、コミュニケーションにおいて聞き手に影響する割合の9割以上を非言語情報(聴覚・視覚)が占めているそうです(参考:言語7%、聴覚38%、視覚55%)。人と対面する場面では、「笑顔」と「明るいトーン」を心がけましょう。

記入欄の7割以上は記入する

履歴書や職務経歴書に志望動機・志望理由の記入欄がある場合は、7割以上を必ず記入するようにします。ボリュームが少なかったり空欄だと、転職意欲が疑われてしまう可能性があるからです。文字数は記入欄のサイズによりますが、30秒~1分で読むことができる200~300文字程度が目安。

しかし文字数は文字の大きさや記入欄のサイズにもよるため、あくまで「7割程度を埋める」ことを意識しておくと良いでしょう。

転職時の志望動機・志望理由でよくあるNG例


志望動機は”オリジナル”が推奨されるため、基本的には自由に書いて問題ありません。しかし伝える内容によってはマイナスな印象を与えてしまうことも…。そうならないために気を付けておきたいNGポイントについて、以下で解説していきます。

退職理由と志望動機に関連性がない

退職理由(転職理由)と志望動機に関連性がなかったり、矛盾が生まれないよう注意しましょう。前職を辞めたきっかけと志望動機がずれていて、ちぐはぐな内容になってしまうと、聞き手に違和感・不信感を与えてしまう可能性も。

例えば「裁量を持って働きたいが、年功序列の体制で早期の出世が難しい」ことが退職理由の場合、志望理由は「若手でもチャレンジできる環境があり、裁量を持って働けるから」というような内容であるはずです。

志望動機に限らず、履歴書や面接全体を通して矛盾をなくすことは基本であり、改めて一貫性のある内容を意識しましょう。

経営理念・ビジョンのどこに共感したのか説明できない

志望理由として使われがちな「貴社の●●という理念に共感しました」という表現も、伝える時には注意が必要です。共感すること自体がNGではなく、「自分はどういう考えを持っていて、だからこの部分のこういうところに共感できた」と根拠を説明できないことが問題なのです。

まずは経営理念や企業のビジョンを理解し、自分の考えと比較した時に”本当に共感できた”のなら、志望理由として伝えましょう。

「学ばせてもらう」というスタンスが強すぎる

一見、謙虚に聞こえる「学ばせてください」という表現ですが、このまま伝えてしまうのはNGなケースも。「受動的で自分本位」「企業頼みで他人任せ」という風に捉えられてしまう可能性があるからです。企業が求める人物の共通点は「自社に利益をもたらしてくれる人材」です。学ぶ意思も重要ですが、吸収したことを活かして活躍できる(=利益を生み出す)人間であることをアピールしなければなりません。

一方的に「学ばせてください」と言うのではなく、「積極的に知識や技術を吸収し、貴社で活躍できる人材になりたい」という意思まで伝えられると良いでしょう。

志望動機が待遇面の魅力にしかつながっていない

待遇面や条件だけにフォーカスしすぎるのも、志望動機としてはNGです。例えば「福利厚生に魅力を感じた」場合、同じような待遇の企業は多くあり、その企業でないといけない理由にはなりません。上述したように、企業は事業に貢献してくれる人材を求めています。ただ待遇に満足し長く働いてくれるだけでは、アピールとしては物足りないでしょう。

また「ライフワークバランス」を理由に挙げた場合も、「仕事に消極的な人」という印象を与えてしまう可能性があります。

とはいえ、仕事とプライベートのバランスは仕事を決める重要な要素の一つ。志望動機として触れる場合は、「なぜ”ライフワークバランス”を重視するのか」まで伝えます。例えば「プライベートでも勉強したい、限られた時間を意識することで生産性を高めたい」など、その先に実現したいことがあれば「ただ仕事をしたくない人」という評価は避けられるでしょう。

転職時の志望動機・志望理由の例文4選


基本構成とポイントをおさえたら、あなたなりの志望動機を書いてみましょう。志望動機や転職理由に正解はありません。基本ルールさえ守っていれば、あなたらしい”独自性”を発揮して書けることがベストです。

以下でパターン別に例文を紹介するので、迷った時の参考にしてみてください。

未経験職種に転職する場合

これまで経験してきた販売職で培ったスキルを、マーケターとしての業務でも活かせると考え志望しました。また成長傾向にある業界の中でも、さらに勢いのある貴社で働きたいと思っています。●●という独自性のあるサービスを持ち、他社と●●という点で差別化されたポジンションを確立している点でも、企業としての戦略に魅力を感じています。

販売職では、「顧客が求めている商品は何か」「一番魅力的に見える商品説明は?」「納得して購入してもらえる提案方法は何か」というマーケティング的視点で常に考えながら仕事をしてきました。他にも、店舗の販売リーダーとして店舗売上のデータ分析を行っていました。

販売職で培ったマーケティング的視点や課題分析力を活かして、貴社の事業に貢献したいと考えています。

<ポイント>
冒頭で結論(~だから志望する)を述べ、後述して根拠(なぜなら~だから)を述べる読みやすい構成になっている。
サービスや業界でのポジションなど企業分析がしっかりできており、自身の志望理由にも結び付けられている。マーケターとして必要な市場全体を捉える視点もうかがえる。

外資系企業に転職する場合

私が貴社を志望した理由は「●●」を通じて、世界によい影響を与える仕事がしたいと思うからです。世界で起こる環境問題に興味があり、持続可能な社会の実現に向け、事業を通して積極的に環境問題に取り組む姿勢にも惹かれました。

日常生活において貴社のサービスを利用していますが、「安全・安心」をモットーに品質管理を徹底している企業理念にも共感しています。自社の利益だけでなく、消費者が満足するサービスであること、社会に貢献していること、を前提とした事業展開を実現している点に感銘を受けました。入社した際には、貴社のサービスを通して世界中の人々に「安全で健康な生活」を届けたいと強く思っています。

また一見完璧に見えるサービスに対しても「課題がないか」を観察することが習慣で、その視点を生かし、いずれは新しい製品開発にも携わりたいと考えています。

<ポイント>
冒頭に”結論”を明確に提示しているので、なぜこの企業を志望するのかが一目で分かりやすい。”企業理解・分析”を中心に共感ポイントを書いているが、最初に結論を伝えることで、”根拠”として結論と結び付けながら読み進めることができる。
後半から最後にかけて、”この会社でやりたいこと”を伝えることで、前向きな姿勢と”活躍してくれるかもしれない”と思わせる熱意が感じられる。

IT業界に転職する場合

新卒でIT企業に就職し、6年間勤務しました。インフラエンジニアとして最初は運用をメインに担当していましたが、2年目より顧客企業のネットワーク設計などを担当、4年目からは部下2名のマネジメントも行っておりました。

チームの強化と業務の効率化を図るには部下のマネジメントが重要だと痛感すると同時に、苦戦しながらもマネジメントの奥深さに興味を持ちました。より規模の大きいチームでマネジメントをしてみたいと考え、今回の貴社の募集に惹かれました。またプロジェクト規模が大きくなり、複雑になる環境で自身のインフラエンジニアとしてのスキルアップも計りたいと考えています。エンジニアのスキルアップに対するサポート体制と、常に新しい技術の習得に前向きな社員の方が多いことも、貴社に魅力を感じた点です。

私自身が業務を通して成長することはもちろんのこと、チーム全体のスキルアップも並行して、業務に貢献したいと考えています。

<ポイント>
自身の経験をベースに書くことでオリジナリティが生まれ、なぜ志望するかという根拠として納得感が強まる。
”キャリアアップしたい”ことを転職理由の中心に置くことで「将来のヴィジョンがある」「学び続ける姿勢」がある人物像がうかがえる。

不動産業界に転職する場合

前職では不動産会社の営業職として、個人向けに賃貸物件の紹介を担当していました。顧客の生活をサポートする仕事にやりがいを感じていましたが、次第に一時的な賃貸契約ではなく、その人の人生にもっと関われる仕事がしたい、という思いが強くなりました。分譲マンションの売買をメインとする貴社の営業職では、顧客の”人生の大きな買い物”のお手伝いができると思い、興味を持ちました。

多くの方にとって、分譲マンションの購入は一時的な賃貸契約と比べても、決してハードルが低いものではありません。多くの賃貸物件を取り扱ってきた経験を活かし、お客様の不安を払拭し、満足できる家探しのお手伝いができると考えております。顧客満足度の高い営業を目指し、ぜひ貴社の事業に貢献したいです。

<ポイント>
転職理由と志望動機が一貫していて、興味を持った理由に納得感がある。親和性が高い前職の業務内容に触れていることから、即戦力として判断される可能性も。仮に業界未経験の場合も、この企業の仕事で実現できる「人の生活に影響を与える」「仕事を通して顧客の要望を叶える」という点に、根拠としての転職理由がずれていなければ、自身の立場に合わせて書き換えることが可能。

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