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エンジニアが案件を取れない原因とは?案件を確保する方法や陥りやすいトラブルなどを解説!
目次
- フリーランスエンジニアが案件を取れない原因とは
- フリーランスが急増している
- スキルや実績不足
- 仕事を選びすぎている
- ポートフォリオの中身が薄い
- 時代の波について行けていない
- 営業経験が浅い
- 人脈が少ない
- 実際に案件を受注できる確証がない
- 信頼出来るクライアントの判断が難しい
- フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法
- ポートフォリオの中身を充実させる
- 過去のクライアントに声をかける
- セミナーや交流会に参加する
- SNSやブログなどでアピールする
- 電話・メール・SNSなどで営業する
- クラウドソーシングサイトに登録する
- エージェントに登録する
- 知人に紹介してもらう
- 地元の商工会議所を利用する
- スキルを磨く
- フリーランスエンジニアが陥りやすいトラブル
- クラウドソーシングで承認されないケースがある
- 未払いが起こるケースがある
- 悪質な詐欺に遭うケースがある
- 報酬単価を簡単に下てしまう
- 仕事を受注した後のトラブルを避けるために
- クライアントが信頼できるかどうか判断する
- 依頼内容が自分に適しているものを受注する
- 単価交渉はしっかりと行なう
- 契約内容は書面にしっかり残す
- 状況に応じて活動資金補助の利用も検討してみよう
- 住宅確保給付金
- 新型コロナウイルス感染症特別貸付
- 国民年金保険料の免除制度・猶予制度
- 案件獲得に悩むなら掛け持ちもできる派遣がおすすめ
- まとめ
自由な働き方が普及してきた今日、フリーランスになりたてのエンジニアで、案件が取れないと悩んでいる人は少なくありません。本記事では、案件を取れない原因について詳しく解説していきます。確保する方法や陥りやすいトラブルなどもあわせて紹介していくので、これからフリーランスのエンジニアを目指す人や既に案件に関する悩みを抱えている人は、最後まで目を通してみて下さい。
フリーランスエンジニアが案件を取れない原因とは
働き方の自由化が進む昨今、フリーランスの働き方を選ぶ人が増加しています。しかし、組織に属していた時にはわからなかった、フリーランスエンジニアならではの課題に直面し、働き方に悩む人も増えています。フリーランスエンジニアが案件を取れない原因とは一体何なのでしょうか。以下より詳しく解説していきます。
フリーランスが急増している
長期にわたる新型コロナウイルスの流行と経済状況の悪化などで、近年フリーランスを選ぶ人が急増しています。フリーランスの人口増加と比例して、クラウドソーシングサイトの登録人数も右肩上がりになっており、新規のフリーランスエンジニアが案件獲得できる確率が低下しています。
スキルや実績不足
フリーランスのエンジニアが案件を取れない原因として多いのが、そもそものスキル不足や実績の少なさです。クライアントが求めるスキルや実績を身に付けていない場合、案件に応募をしても選考で外れてしまいます。クライアントの多くがフリーランスに求めていることは、即戦力です。そのため、即戦力にならないと判断されてしまうと、案件獲得にまでは繋がりません。
仕事を選びすぎている
フリーランスのエンジニアは、自分で引き受ける仕事を選ぶことができます。それ故に、報酬の低いものは引き受けられない、難しい内容のものも引き受けられないと、仕事の選びすぎが案件が取れない原因になっている可能性があります。エンジニアは数ヶ月先の仕事状況を予想しながら、引き受ける案件を考慮しなければなりません。
自分を高く見積もりすぎると、後に自分を追い詰めることになるため、フリーランス初心者の頃は実績を積むことに集中する・徐々に引き受ける単価を上げていくようにするなど、焦らず謙虚な気持ちを心がけましょう。
ポートフォリオの中身が薄い
ポートフォリオは、自分をアピールするためのいわば履歴書のようなもの。ポートフォリオの中身が薄いと、クライアントへ自分の魅力が上手く伝わりません。クラウドソーシングを利用しても、案件が取れないなと感じている場合は、ポートフォリオの中身を見直しましょう。
時代の波について行けていない
近年のデジタル分野は、目覚ましい発展を遂げています。そのため、有能なエンジニアとして活躍するためには、常に新しい情報をキャッチし続けるアンテナや、新しい事に挑戦し続ける好奇心が必要不可欠です。
エンジニアとして企業への勤務経験が長くとも、常に変わり続ける時代の波について行けてない場合は、フリーランスに転身をしたとしても、案件を継続して取ることが難しいといえます。
営業経験が浅い
企業に勤務している場合は、割り振られた仕事をこなすだけで良いのですが、フリーランスの場合は、働き方を自分で決められる分、営業から仕事までを全て自分で行なう必要があります。そのため、営業経験が浅く、案件の獲得方法を知らないために、案件獲得まで繋がらないケースが考えられます。
人脈が少ない
仕事はクラウドソーシング上からのみ、受注できると限られているものではありません。人脈が少ないため、人を介して仕事を貰える確率が低くなっている場合があります。人脈を利用したアプローチも、案件獲得に有効な手段です。
自分の人間関係が狭く、人脈から案件を獲得できていないのであれば、まずは人脈を広めるために行動を起こしましょう。
実際に案件を受注できる確証がない
フリーランスになったばかりのエンジニアは、実績が少ないため、クライアントからの案件が取りづらい状況です。クラウドソーシングやコネクションを駆使したとしても、自分以上の能力を持つエンジニアが現れれば、クライアントは能力の高い方を選んでしまいます。
実際に案件を受注できる確証がないことが、案件を取れない根本的な原因である実績不足の要因にもなっています。
信頼出来るクライアントの判断が難しい
経験の浅いフリーランスエンジニアの場合、クライアントが信頼出来るかどうかの判断が難しい傾向にあります。信頼出来るクライアントの案件であれば、確実に実績を積み報酬を得ることができますが、悪質なクライアントだと報酬を支払わない・途中でプロジェクトが打ち切りになったなど、案件の完遂にまでたどり着かないことも珍しくありません。
信頼出来るクライアントの元で案件を完遂しなければ、案件を受注できる確証がないことと同様に、フリーランスに重要な実績を積むことができない要因に繋がります。
フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法
続いては、フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法を解説していきます。案件が取れない原因の解明ができたのなら、改善へと進んでいきましょう。
ポートフォリオの中身を充実させる
ポートフォリオは、いわばWeb上に掲載する履歴書といえる重要なアイテムです。制作者の人柄とスキルがわかるようなポートフォリオを作成するように心がけましょう。
過去のクライアントに声をかける
フリーランスになる前や、フリーランスになったばかりの頃など、過去に一度仕事を受注したことのあるクライアントに声をかけるのも、案件を獲得するための方法です。一度仕事を受注したことがあるクライアントは、自身の能力やスキルを把握しているので、適した案件があれば、発注してくれる可能性が高くなります。
セミナーや交流会に参加する
エンジニア関連のセミナーや交流会があれば積極的に参加をしましょう。多くの人と交流をして人脈を広げることで、案件が獲得できる確率が上がります。
SNSやブログなどでアピールする
対面式のアピールもよいですが、時代はIT化しています。時代の波に合わせて、SNSやブログでスキルや人柄をアピールするのもおすすめです。インターネット上に情報を発信するだけで、自ら動かなくとも閲覧をしたクライアントから案件の依頼が得られるでしょう。
ただし、多くの人が発信している同じような内容では、クライアントからの注目を集めることができません。クライアントに注目してもらうためには、更新頻度を高める・内容の濃いものにするなど、オリジナリティの伝わる工夫を施すのがポイントです。
電話・メール・SNSなどで営業する
電話・メール・SNSなどを利用して、自ら営業をしていくのも、案件獲得に繋がります。フリーランス初心者の場合は、自ら営業をするのは勇気が必要です。しかし、そこはダメ元で営業を行い、小さな案件でも獲得できればラッキーと思って、自ら積極的に提案していくことが大切です。
クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトに登録し、自分がやってみたい・これならできると思うような案件が見つかれば、応募をしてみましょう。クラウドソーシングも、始めたばかりの頃は実績が少ないため、案件獲得に苦戦するかもしれませんが、利用するサイトによっては、1つの案件が終わるごとに評価をするシステムが導入されています。
まずは実績を積むことに集中をし、簡単なものから実績を積んでいくと、後に大きな案件や継続案件も獲得しやすくなります。
エージェントに登録する
エージェントとは、フリーランスエンジニアの、個々の能力や実績に見合った案件を紹介してくれるサービスです。自分で仕事を探す必要がないため、案件が取れないと悩む必要がありません。また、案件を探す手間が省けるため、資格試験の勉強やスキルを磨くためのセミナーに参加するなど、空いた時間を有効活用することもできます。
知人に紹介してもらう
仕事を紹介してくれそうな知人がいれば、紹介をしてもらいましょう。実績が少なかったとしても、知人が間に立つことで自分の能力がクライアントへ伝わりやすく、案件を獲得しやすくなります。
地元の商工会議所を利用する
商工会議所では、フリーランスや個人事業主に対して仕事を紹介してくれます。フリーランスとして実績を積み、地盤を固めていくためには、地元の商工会議所を利用するのがおすすめです。
パソコンがあれば仕事のできるエンジニアの場合、自分は首都に住んでいたとしても、地元の案件を受注することができます。地域密着型として仕事を受注していくと、口コミで継続案件へと繋がっていくケースも珍しくありません。
スキルを磨く
どのような仕事にも該当することですが、スキルが低ければクライアントから案件を受注することができません。独学でフリーランスのエンジニアになれる人もいますが、最低1年〜3年は会社員としてスキルを磨いて実績を積むと、フリーランスに転身したばかりでも、案件獲得しやすいでしょう。
フリーランスエンジニアが陥りやすいトラブル
フリーランスエンジニアが陥りやすい業務上のトラブルを解説していきます。フリーランスを目指している人は、トラブル回避のために、下記の項目を忘れないようにしておいて下さい。
クラウドソーシングで承認されないケースがある
クラウドソーシングを利用して案件を受注している場合、募集形式によっては、承認されないケースがあります。例えば、タスク形式やコンペ形式の案件は、成果物を提出したとしても、クライアントが求めている基準を満たしていない場合、承認されません。
クラウドソーシング上では、しっかり仕事をしたと思っても報酬が得られないケースもあるため、必ず報酬を得たいのであれば、プロジェクト形式の案件に応募しましょう。
未払いが起こるケースがある
フリーランスという立場を利用して、未払いをする悪質なクライアントが存在します。信頼性の築けていない新規のクライアントとの間で起こりやすいトラブルなので、事前に料金未払いにならないように対策を行なうことが大切です。
悪質な詐欺に遭うケースがある
簡単な業務内容で高い報酬を得られるといって、外部のサイトに登録させたり登録料という名目でお金をだまし取る詐欺に遭うケースがあります。
夢のような案件ではありますが、簡単な業務内容で高い報酬を得られるという内容の案件はほとんどが悪質な詐欺なので、被害にあわないように注意をしましょう。
報酬単価を簡単に下てしまう
報酬単価の引き下げは、クライアントにとっては非常に魅力的なポイントです。しかし、報酬単価を簡単に下げてしまうと、業界全体の単価が下がることに繋がりかねません。またエンジニアの生活にも悪影響が及んでしまうため、報酬単価を簡単に下げることは行なわないようにして下さい。
仕事を受注した後のトラブルを避けるために
誰しもトラブルは、仕事を受注する前に回避したいもの。望まぬトラブルに巻き込まれないように、トラブルを避ける方法をお伝えしていきます。
クライアントが信頼できるかどうか判断する
新規のクライアントの場合、信頼出来る相手かどうかを仕事を受注する前に見極めることが大切です。対面式の場合は周囲からの情報収集を、クラウドソーシングサイトであれば、プロフィールに掲載されている評価に目を必ず通すと、信頼出来るクライアントかどうか判断しやすくなります。
依頼内容が自分に適しているものを受注する
仕事の受注後に、自分のスキル不足によって納品が行えなくなると、重大なトラブルに繋がります。信頼のおけるクライアントであったとしても、受注前には自分が完遂できる内容なのかどうかを判断し、依頼内容が自分に適ていないものは断るようにしましょう。
単価交渉はしっかりと行なう
希望の単価価格がある・依頼内容の単価が少し低いなと感じている場合は、事前に単価交渉をしっかりと行なっておく必要があります。受注後に単価の変更はできない・重大なトラブルに発展する可能性が高いため、事前に業務内容や範囲に見合った報酬を受け取れるように交渉しておくようにして下さい。
契約内容は書面にしっかり残す
口頭での契約は、どのような内容で契約したという証拠が残らないため、泥沼のトラブルになる原因です。相手が信頼できるクライアントであっても、新規のクライアントであっても全ての契約において、契約内容は書面にしっかりと残すようにしましょう。
状況に応じて活動資金補助の利用も検討してみよう
案件獲得に励んでいても、どうしても取れない場合もあります。生活に悪影響が及ばないよう、状況に応じて活動資金補助の利用も検討するのがおすすめです。条件を満たせば、フリーランスのエンジニアが利用できる活動資金補助制度をいくつか解説していきます。
住宅確保給付金
住宅確保給付金とは、厚生労働省が行なっている特例貸付です。条件を満たせば、生活保護で支給される住宅費を上限に定めた家賃額を、原則3ヶ月支給してもらえる制度になります。場合によっては、2回までの最大9ヶ月まで延長してもらうことも可能です。
新型コロナウイルス感染症特別貸付
融資によって中長期的に業績が回復や発展することが見込まれるという条件に該当していると、限度額を8,000万円として融資を受けられるのが、新型コロナウイルス感染症特別貸付です。 日本政策金融公庫が行なっている制度で、業歴によって細かな条件は異なります。
国民年金保険料の免除制度・猶予制度
フリーランスであれば、仕事が受注できずに収入が減少した場合、国民年金保険料の支払いが継続できなくなることもあります。そういった場合は、条件を満たしていれば、国民年金保険料の免除や猶予を受けることも可能です。免除もしくは猶予を受けたい場合は申請を行いましょう。
案件獲得に悩むなら掛け持ちもできる派遣がおすすめ
自ら案件獲得に励むのもよいですが、どうしても獲得できない・悩むのに疲れたという人におすすめなのが、フリーランスとの掛け持ちもできる派遣です。
派遣であれば仕事を探す手間もなく、本業であるエンジニア業務も行えます。そのため、収入面が安定しやすく、フリーランスでは加入できない社会保険にも加入することができます。フリーランスのエンジニアで、時間やコストを有効的に使いたい場合は、派遣も検討してみて下さい。
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まとめ
フリーランスになったばかりのエンジニアで、案件が取れないと悩む人は少なくありません。原因を解明し、案件獲得の方法を実践していきましょう。大きな案件を獲得するためには、最初の内はコツコツと実績を積みながら努力する他ありませんが、派遣と掛け持ちをする方法もあります。案件が取れないと悩んでいる場合は、まずは派遣会社に話を聞いてみるのもおすすめです。
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