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派遣社員は職務経歴書を書かない?ポイントやテンプレートも紹介

派遣社員は職務経歴書を書かない?ポイントやテンプレートも紹介

職務経歴書とは


職務経歴書とは、転職活動をするときに使われる応募書類のひとつで、これまで経験した仕事の職務内容や成果、スキルについて記載した書類です。この記事では、職務経歴書を作成するときのポイント、注意点をお伝えします。記事内に職務経歴書を作成するためのテンプレートとサンプルもあるので、ぜひ活用してみてください。

履歴書と職務経歴書の違いについて

履歴書と職務経歴書は、一見すると似たような書類に思われれるかもしれませんが、役割が異なります。履歴書は出身や学歴、資格など、基本情報をまとめた書類です。職歴欄もありますが、いつからいつまでどの企業に在籍していたかという事実のみを記載します。

一方で職務経歴書は、これまでどのような仕事をして実績を上げてきたか、どのようなスキルを身に着けたのかを具体的に記載し、自分をアピールする書類です。

職務経歴書を書く際のポイント


希望する企業・求人には、多くの方々から応募が寄せられている可能性があります。そこで大切なのが、「内容が一目でわかる職務経歴書」にすることです。形式が指定されていない場合は、パソコンを使用し、A4縦サイズ・横書きで作成すると良いでしょう。文字は明朝体で、10.5~11ポイントを使用するのが一般的です。

表題や見出しはやや大きめの文字にする、適度な改行・余白を入れるなどをしてメリハリをつけると読みやすい職務経歴書になります。また、長すぎる文章は簡潔にまとめる能力が低いと捉えられてしまう恐れがあるので、枚数は2枚までにまとめましょう。

内容は明確に分かりやすく書く

職務経歴書を作成する際の基本として、ひとつの文章にはひとつの事柄だけを書き、簡潔な文章にしましょう。以下、記載すべき内容をご紹介します。

■職務要約
これまでの職務経歴を要約した文を冒頭に添えます。経験・スキルをシンプルに記載しましょう。

■活かせる経験・知識・技術
自身の得意分野や使用できるソフト・ツールを記載します。募集要項で求められているスキルに関連するものを先に書きましょう。

■職務内容詳細
経験職種により多少異なりますが、一般的な記載内容は以下の通りです。
→勤務期間・派遣会社・派遣先企業・派遣先企業の事業内容・業務内容・実績・使用ソフトやツール・メンバー構成と役割

■資格・スキル
自身が持っている資格やスキルを記載します。略称ではなく正式名称で、取得年月も合わせて記載しましょう。取得予定の資格がある場合は、資格名に「○年○月取得予定」と添えて記載すると良いでしょう。

■自己PR
自己PRを一文で表したあとに、理由が分かるエピソード、それを仕事にどのように活かしていけるのかを記載します。自己PRは応募する企業が求めている実務能力を持っていることをプレゼンするためのものなので、自分の性格など抽象的な内容や表現は避けましょう。

よくある3つの方式を活用する

職務経歴書は、自身が携わってきた職務経験の長さや転職回数に合わせて適切なフォーマットを使用すると、読み手に情報が伝わりやすくなります。以下の3つの方式のなかから、自身に合った方式を活用すると良いでしょう。

編年体式

編年体式は、職歴を過去から現在に向かって時系列にまとめて書く方法です。最も頻繁に使用される方式で、キャリアを積んできた過程が伝わりやすいという特徴があります。一方、単調で間延びしてしまい印象に残りにくいこともあるため、アピールポイントをしっかりと強調させる必要があります。編年体式は社会人経験の浅い人、長年同じ職種や業種に携わってきた人におすすめです。

逆編年体式

逆編年体式は、経歴を現在から過去にさかのぼって書く方法です。担当者に最新の業務内容や成果を最初に目にしてもらえるので、直近のキャリアやスキルをアピールしたいときに有効です。転職回数の多い人や直近の職歴が応募求人の仕事内容に近い場合には、逆編年体式を使用すると良いでしょう。

キャリア式

キャリア式は、職務内容や分野ごとににまとめて職歴を書く方式です。どのような経験を積んできたのか、どのようなスキルを持っているかなど、アピールしたいポイントが伝わりやすいことが特徴です。しかし、時系列で記載されていないため、いつ、どの職務を経験したのか伝わりにくい一面もあります。編年体式や逆編年体式と併用すると良いでしょう。エンジニアなどの専門的な職種の経験がある人に適しています。

職務経歴書を書く際の注意点


派遣社員としての就業経験がある方が職務経歴書を書く際の注意点は、職務内容詳細の項目に派遣会社名と派遣先企業名のどちらも記載することです。派遣会社名と派遣先企業名を記載していないと、就業が決定し、社会保険の手続きなどをする際にトラブルになる恐れがあります。ただし、契約内容によっては、派遣先企業名を公表してはいけないケースもあります。

その場合、派遣会社名のみ記載し、派遣先企業については「大手IT企業」や「外資系企業」のように、おおまかな業界を記載しましょう。

職務経歴書のテンプレート・サンプル

現在または直近の職種や最もアピールしたい職種、自身に合った方式のサンプルを確認してみましょう。


まとめ

この記事では、職務経歴書を作成するときのポイントやサンプルをご紹介しました。以下より、自身に合ったフォーマット活用し、作成してみてください。職務経歴書の作成において重要なことは、「読みやすい形式」で「分かりやすく明確な内容」にすることです。職務経歴書を読む担当者に、”どうしたらあなたを魅力的な人材と思ってもらえるのか”を考えて作成すると良いでしょう!

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