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派遣は時給交渉できる?タイミングと成功率アップのコツを解説!

派遣は時給交渉できる?タイミングと成功率アップのコツを解説!

派遣で時給交渉は可能?クリアすべきポイントとは

派遣 時給交渉
派遣社員は時給交渉により、収入アップのチャンスがあります。そのため、現在の時給に不満を持っている方はまず、時給交渉ができるのかを考えてみると良いでしょう。しかし、人によっては派遣会社・派遣先企業にマイナスイメージを持たれてしまう可能性があるので注意が必要です。この記事では、時給交渉の成功率を上げるためのポイントやコツなどをご紹介します。

勤務態度・勤務状況に問題がない

時給交渉をするための大前提は、勤務態度・勤務状況に問題がないことです。勤務態度や勤務状況に問題があるのに時給交渉をすると、トラブルに発展し、最悪の場合は契約解除にも繋がります。派遣会社は仕事の対価として派遣社員に給与を支給しているので、業務を怠っている人や勤怠が乱れている人の時給を上げることはまずあり得ません。

契約以上の業務を任されている

派遣は業務内容と時給を定めた上で雇用契約を結びます。そのため、契約以上の業務を任されている場合は、時給交渉を成功できる可能性があります。詳細は『時給交渉を行いやすいタイミング』の項目で後述するので、確認してみてください。

派遣会社・派遣先企業から必要とされている

勤務態度・勤務状況に問題がないことが時給交渉をする大前提であるとお伝えしましたが、それだけでは時給交渉を成功できる可能性は低いです。時給交渉成功のカギは、派遣会社・派遣先企業から必要とされる人材であるかです。そのためにはまず、派遣先企業から高い評価を得ることが必要です。その結果、派遣会社が時給を上げてでも雇用したい人材となり、時給交渉が成功する可能性が高くなります。

時給交渉をするか検討をしている人は、自分が派遣会社・派遣先企業から必要とされるほどの業務を行えているかを考えてみると良いでしょう。

時給交渉を行いやすいタイミング

派遣 時給交渉
「時給交渉はいつ行えば成功しやすいの?」、「時給交渉をしたいけどなかなか話を切り出しにくい・・」と思っている方もいるのではないでしょうか?時給交渉を成功させるためには、タイミングが重要です。以下では、時給交渉を行いやすいタイミングを5つご紹介します。

契約前

昇給額が高い傾向にあるのが、契約前の時給交渉です。派遣会社が募集時の時給を低めに設定していたり、派遣先企業と待遇面で交渉できる余地があるためです。募集時の時給が自分の希望より低かったり、他社の同じような仕事内容の案件はもっと時給が高いなどの場合は、条件面の確認を含めて、時給交渉をしてみると良いでしょう。顔合わせで派遣先企業に好印象を持ってもらえると、時給交渉を成功できる可能性が上がります。

契約更新時

時給交渉に最も適しているのは、契約更新時のタイミングです。契約更新時は契約に関する条件を見直す機会でもあります。派遣会社を通して、派遣先企業から契約延長希望の連絡がきたら、派遣先企業から必要とされている証です。なかでも勤続1年目以降はチャンスです。勤続して1年経てば、仕事量や仕事の幅も広がり、アピールできる実績や成果もでてくる時期でしょう。また、派遣先企業でも信頼を得られる時期なので、時給交渉がスムーズに進む傾向があります。

資格の取得後

派遣会社は、派遣社員の契約時のスキルにより時給を決定します。そのため、契約時よりスキルアップをすることは直接的に時給を上げる要因になります。なかでも日商簿記2級やマイクロソフトスペシャリストなどの有名な資格は交渉に有利ですが、有名な資格や難しい資格でなくでも、スキルアップしたことは交渉材料になります。また、資格取得のための前向きな姿勢もアピールすることができるので、資格の取得後は時給交渉に適したタイミングといえるでしょう。

契約内容と実際の業務内容が異なるとき

派遣は業務内容を明確に定めた上で契約を結びます。そのため、契約内容と実際の業務内容が異なるときも時給交渉のチャンスです。時給に不満を持っていると伝えるより「今担当している業務をやるので時給を上げてほしい」と時給交渉をしたほうが印象が良く、仕事に対する姿勢も評価してもらえます。

よりハイレベルな業務を求められたとき

これまでと比較して、よりハイレベルな業務を求められたときも時給交渉に有利なタイミングです。派遣会社は、派遣社員が派遣先企業に提供するスキルの対価として、派遣社員に給与を支払っています。そのため、ハイレベルな業務を行えるスキルを持つ派遣社員に高い時給を支払うことは、とても自然なことです。仕事をするなかでスキルアップし、契約時よりもハイレベルな仕事を任されていると感じたら、時給交渉をしてみると良いでしょう。

時給交渉を成功させるための5つのコツ

派遣 時給交渉
時給交渉を成功させるためには”コツ”があります。以下では、どのように時給交渉をしたら成功しやすいのか、事前準備や交渉材料、交渉の仕方について解説します。ぜひ、時給交渉の際の参考にしてみてください。

普段から派遣会社・派遣先企業と良好な関係を築く

まずはじめに重要なことは、普段から派遣会社・派遣先企業と良好な関係を築いておくことです。派遣会社の担当者は、派遣社員と派遣先企業の双方から情報を収集しています。そのため、派遣社員の直接の印象と派遣先企業から見た派遣社員の印象のどちらも把握しています。時給交渉では、派遣社員の実績や業務、人柄などを含めて、派遣会社の検討材料になります。そのため、その情報を握る派遣会社との人間関係はとても大切です。些細なことでもこまめに連絡をするなど、小さなことの積み重ねが信頼を得ることに繋がります。

具体的な金額を提示する

時給交渉をする際は、具体的な金額を提示しましょう。具体的な金額を提示された方が派遣会社も答えを出しやすく、早い対応をしてもらうことができます。また、時給は高くなれば高くなるほど嬉しいものだと思いますが、現実的な金額を提示することが重要です。あまりにも高い金額を提示すると時給交渉の話題自体を取り合ってもらえない可能性があります。

他の派遣会社や周囲との差を提示する

派遣会社は、社員を派遣することにより得た契約金額から派遣社員の給与を支払い、その差額で利益を得ます。差額は派遣会社により異なるため、同じ職場で同じ仕事をしていても他の派遣会社のほうが時給が高いというケースがあります。このような場合、待遇差の不平不満から職場でトラブルを起こしてほしくないなどの理由から、派遣会社との交渉により時給アップをしてもらえる確率が高い傾向にあります。他の派遣会社や周囲との差がある場合は必ず提示しましょう。

資格・スキル・経験をアピールする

『時給交渉を行うタイミング』でもお伝えした通り、派遣会社は、派遣社員の契約時のスキルにより時給を決定します。そのため、資格の取得やスキルアップ、派遣先企業で経験してきたことは時給交渉を有利に進める材料になります。契約時と比較してどのようなスキルを身に着け、どのような経験を積んできたのかをアピールすることで、時給交渉を成功させる可能性を上げることができます。

少なくとも勤続1年以上になってから交渉する

時給交渉をするのは、少なくても勤続1年以上になってからにしましょう。1年未満の勤務では、時給アップを実現するほどの成果を出せていないと思われてしまう可能性が高いためです。勤続1年以上経過し、自分のアピールできるポイントが明確になってから時給交渉をすると良いでしょう。

派遣の時給交渉で覚えておきたい注意点

派遣 時給交渉
最後に派遣社員が時給交渉をする際に覚えておきたい注意点をお伝えします。以下の注意点を確認した上で、実際に時給交渉をするのか検討してみると良いでしょう。

時給交渉の相手は派遣会社

派遣社員の雇用元は派遣会社なので、派遣社員が時給交渉をする相手は派遣会社です。それを受けて、派遣会社が派遣先企業に時給交渉をします。派遣先企業の上司などに直接時給交渉をすることは絶対に避けましょう。しかし、派遣会社は、担当する派遣社員の日々の勤務態度を直接見ているわけではありません。そのため、派遣先企業には勤務態度や成果で好印象を持ってもらえるよう、日頃からアピールをしておくことが大切です。

昇給額は最大でも50円程度が一般的

時給交渉をした際の昇給額は、最大でも50円が一般的です。そのため、実際にいくら時給を上げてほしいと伝えるか迷っている方は、まずは50~100円アップで時給交渉をすることがおすすめです。また、たとえ時給交渉が成功しても、ほとんどの場合は大幅に上がるわけではありません。1日8時間×月20日勤務をしている人の時給が50円上がった場合、月収およそ8,000円、年収およそ96,000円の収入が増えることになるので、時給で考えると少なく感じても大きな収入アップになります。

勤務開始から間もないと成功率は下がる

勤務開始から間もないタイミングでの時給交渉は成功率が下がります。初回契約は1ヶ月または2ヶ月としている派遣会社が多く、仕事内容や職場が合うかを試している期間でもあります。そのため、1ヶ月や2ヶ月の勤務で時給交渉を成功できるほどの成果を出せていないことがほとんどなので、時給交渉の成功率が低くなります。
ただし、契約内容と業務内容が異なる場合は例外です。契約内容と業務内容が異なると感じたら、躊躇せずに派遣会社の担当者に相談しましょう。

時給交渉は失敗したときは辞める覚悟が必要

これまで時給交渉を成功させるためのポイントやコツをお伝えしてきましたが、どうしても失敗してしまう場合もあります。企業にとって派遣社員を導入する1つのメリットが、正社員を雇うよりも安い費用で人材を確保できることです。そのため、派遣社員の確保に高い費用がかかるなら、正社員を採用したり、他の派遣会社を使おうとすることもあります。時給交渉をする際は、時給が上がらないのであれば契約を更新しない、辞めるなどの覚悟が必要です。覚悟を持たずに時給交渉をすると、時給交渉そのものを軽く受け流されてしまう可能性もあります。時給交渉はそれほどリスクを伴うものであることを認識しておきましょう。

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