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派遣と他の雇用形態との違いとは? 派遣で働くメリットデメリット
派遣と他の雇用形態との違いとは? 派遣で働くメリットデメリット

ライフスタイルが多様化する中、働き方として選択肢に入ってくるのが「派遣」という雇用形態です。勤務時間や日数が自由に選べる、Wワークができるなどの面から、興味を持つ方も多いのではないでしょうか。ここではその違いを掘り下げて、解説していきます。

そもそも派遣とはどの様な働き方?


派遣は「派遣スタッフ(求職者)」「派遣元企業」「派遣先企業」の3者で成り立つ仕組みです。 「派遣スタッフ(求職者)」は「派遣元企業」である派遣会社と雇用契約を結び、労働者派遣契約を結んだ「派遣先企業」で就業します。

業務上の指示は派遣先企業から受けますが、給与の支払いや各種社会保険の対応、その他のサポートは派遣元企業が行います。

派遣として働くメリット

派遣で働くメリットは主に3つあります。

1つ目は「ライフスタイルに合わせた働き方ができる」ことです。「残業は少なめで、プライベートも充実させたい」「通勤時間は30分以内がいい」など、こだわりは人それぞれあります。派遣の場合、週3日勤務や時短勤務など正社員では難しい条件も叶えられる求人が多く揃っています。最近ではコロナ禍の影響によりリモート勤務ができる求人もさらに増えています。就業時間・就業内容については契約で定めますので、無理な時間外労働や急な勤務地の変更がないのも安心できるポイントです。

2つ目は「大手企業や有名企業で働くチャンスが増える」ことです。 中途採用をあまり行っていない大手企業や、正社員での採用条件が厳しい有名企業など、派遣社員だからこそ得ることができるお仕事のチャンスは想像以上に多くあります。そんな掘り出し物のお仕事に出会えるのも派遣ならではです。

3つ目は「悩み相談が気軽にできる」ことです。派遣会社によりますが、多くの場合はコーディネーターや営業が担当につき、スタッフさん1人1人のサポートを行います。勤怠管理や派遣先での問題など、働く上での小さな不安や悩み事を、気軽に相談できる相手がいるのは心強く、安心して働けるポイントです。

派遣として働くデメリット

もちろん派遣で働くデメリットもあります。まずは「給与がスキル次第で変動する」ことです。派遣社員はほとんどの場合が時給制で、現時点でのスキルと、取り組む仕事内容によって時給が決定します。また、病欠などで欠勤するとその分の給料は支払われず、月収が減ってしまいます。

2つ目は「長期的に働くには不安定」という点です。多くの場合、派遣社員は契約期間を3か月や半年ごとに更新を行います。その都度、就業継続の有無を選択します。スタッフ側も選択ができる一方、派遣先企業側から契約終了を言い渡されることもあります。

また労働者派遣法により「同じ事業所で3年を超えて働くことはできない」というルールが定められているため、同じ企業でキャリアを継続して築きたい人にとっては不安定な働き方と言えるでしょう。

アルバイトと派遣の違いとは?


「雇用主が違う」ことが派遣とアルバイトの一番大きな違いです。派遣は派遣元企業と雇用契約を結びますが、アルバイトは、就業先企業と直接雇用契約を結びます。

よって派遣は派遣元企業から給料を受け取り、福利厚生も派遣元企業のものを利用しますが、アルバイトの場合は雇用契約を結んだ就業先企業から直接給料をもらい、就業先企業に準じ福利厚生が適用されます。

給与については、派遣は多くが時給制であるとお伝えしましたが、アルバイトも同様に時給制(または日給制・月給制)である場合がほとんどです。アルバイトと派遣で、他にはどのような差があるのでしょうか?それぞれメリットやデメリットについて確認していきましょう。

アルバイトとして働く際のメリット

まず、「時間の融通が利く」ことが一番のメリットです。シフト制や深夜帯の仕事など、正社員や派遣以上に時間に制約がなく、自分の生活スタイルに合わせて就業時間を選択することが可能です。これが副業をしたい方、日中は授業がある学生など、時間に限りがある方に多く選ばれる理由です。

アルバイトの傾向として、週数日出勤を前提としたシフト勤務や、土日祝日のみのシフト制の仕事などが多く、職種も接客からオフィスワーク、現場仕事や内職まで、多岐にわたります。

もう1つのメリットは「未経験からチャレンジできる求人が多い」ことです。 専門知識や技術が求められる求人は割合として少なく、スキルに自信がない方も挑戦できる仕事が多いのもアルバイトの特徴です。

また派遣が有期雇用である点と比較し、アルバイトには雇用期限がないため、自分のペースで働く期間の調整ができる点もメリットといえるでしょう。

アルバイトとして働く際のデメリット

デメリットは「時給交渉や待遇面などの交渉は自分で行わなければならない」ことです。

待遇面の向上などを求める時、派遣の場合は就業先企業と労働者の間に、派遣元企業が介在し交渉なども行いますが、アルバイトとして働く際は、就業先企業に直接掛け合わなければなりません。

2つ目のデメリットとして「裁量を持った仕事を任せてもらえない」ことがあげられます。未経験でもできる仕事である反面、未経験の人でもできるレベルの仕事しか任せてもらえないケースもよくあります。

もちろん、仕事をしていく中でスキルアップによる業務内容の変化はあるかもしれませんが、最終的にバイトリーダー以上の立場は任せてもらえないケースがほとんどです。専門的な知識や技術を習得し、スキルアップを考えている方には、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

アルバイトが向いているのはこんな方

「副業と並行して収入を得たい」「学業と両立して夜の時間帯を中心に働きたい」「子供・家庭の事情で日中の短い時間しか働けない」という方には、アルバイトはオススメの働き方といえるでしょう。

また「未経験の業界にチャレンジしたい」「スキルに自信はないけど、色々なことに挑戦してみたい」と考えている方にもぴったりの働き方です。

「時間に融通が利く・未経験からでもチャレンジできる」などの良さがある反面、キャリアを考えた際に、「任せてもらえる仕事内容が自分にとってやりがいのあるものなのか」、「長期的に考えて自分のキャリアにプラスになる仕事なのかどうか」、を見極めなければならないのがポイントです。

業務委託・請負と派遣の違いは?


業務委託(請負)と派遣の違いは大きく2つあります。

1つ目は「雇用関係が存在するか、しないか」です。派遣は派遣元企業と雇用契約を結びますが、業務委託(請負)の場合は委託元の企業と請負契約を結び、業務を遂行します。

派遣先企業は派遣元企業と派遣契約を結び、派遣労働者に業務上の指示を出すことができますが、請負契約を結んでいる委託元企業(仕事を依頼する側)は、受託側(仕事を引き受ける側)に業務上の指示を行うことはできません。

また、2つ目に「成果物に対するクオリティが求められるか否か」も大きな違いです。 業務委託(請負)は業務の完成品に対して対価を支払う契約であり、業務過程や労働時間は評価の対象になりません。報酬額・納期などの内容を取り決めた請負契約を結び、依頼通りの成果物を納品できなきなければ、何時間働いたとしても対価は発生しないのです。

一方、労働時間そのものに対して(多くの場合、時給または日給、月給で)対価が支払われるのが派遣契約です。

業務委託(請負)と派遣では他にどの様な差があるのか、それぞれのメリットやデメリットを確認していきましょう。

業務委託・請負として働く際のメリット

業務委託のメリットは「裁量を持った仕事ができる」ことです。

先述した通り、委託元と受託者は指揮命令関係にないため、求められる責任は大きい反面、自分の裁量で仕事をすることができます。

また成果物を納期以内に完成させることを前提に、時間や場所にとらわれず、働き方を自分で調整できるのもポイントです。個人の力量によりますが、自分の得意分野に絞り、複数の案件を同時にこなすことで沢山稼ぐことも可能です。

さらに「実力によっては高収入が実現できる」ことも業務委託で働く魅力のひとつです。報酬額は一定ではなく、案件の難易度や成果物の内容によって決定します。個人の実力次第では、企業に勤めて同じ労働時間を費やすよりも、高い収入を得ることが可能です。

業務委託・請負として働く際のデメリット

デメリットとして「案件探しや交渉も自分で行わなければならない」ことがあげられます。派遣の場合、業務や就業条件に関する交渉は、派遣元企業が間に立ち派遣先企業と行います。

個人で請負契約を結ぶ場合は、案件探しから、契約内容についての交渉まで、全て自分で行う必要があります。

また「労働保険・火災保険への加入ができない」ことも注意しておきたい点です。派遣の場合、派遣元企業の福利厚生の利用や、雇用を結んでいる労働者を対象にした雇用保険や労災保険への加入が可能ですが、業務委託(請負)は雇用契約ではないため、これらの保険へ加入ができないことはあらかじめ把握しておいた方がよいでしょう。

業務委託における労働者は、労働基準法の対象に含まれないため、就労規則や労働基準法の保護が受けられないことにも注意が必要です。

業務委託・請負に向いているのはこんな方

個人の裁量をもって働くことができ、成果物の評価に対する報酬が得られることが、業務委託の特徴です。

「自分の実力を存分に発揮し、それに対する評価・報酬を得たい!」と考えている方にはオススメの働き方といえるでしょう。

しかし自分の得意分野を活かせる一方、業務委託で成功するには、仕事探しに必要な営業能力や交渉力、契約通りの成果物を完成させる最低限のスキルが必要とされます。また病気やケガのリスクに備えるためには、民間保険などの加入も検討しなければなりません。

業務委託のみで生計を立てようと考えている方は、加入できる保険など事前に調べておくとよいでしょう。

契約社員と派遣の違いは?


契約社員と派遣の違いは主に「雇用元」にあります。派遣の場合は派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業で就業しますが、契約社員は就業する企業と直接雇用契約を結びます。

契約社員として働く場合も、派遣社員として働く場合も、契約期間は半年や1年間などの一定期間で結び、働くことができるのは最長で3年までとなります。(※高度専門知識が必要とされる場合や、定年後の継続雇用など、一部例外を除きます)

その他、ボーナスや休日休暇など、有期雇用である以外の条件面では、法人によるところが大きく、派遣と同様に契約時に定められます。契約社員として働いた後、正社員への切り替えを目指すこともできますが、決められた期間内に、決められた業務を遂行することを目的として契約社員を雇用する企業がほとんどです。

正社員化を希望している方は、就業を決める前に企業の正社員化実績や社内規定なども確認しておくと安心でしょう。

契約社員と派遣では雇用元以外の共通点も多くありますが、契約社員のメリットやデメリットについても確認していきましょう。

契約社員として働く際のメリット

まずメリットとして「正社員よりも大手企業や有名企業への入社ハードルが低い」ことがあげられます。厳しい採用条件など、正社員として転職活動する上で少々ハードルが高いと感じる企業でも、挑戦できるのは契約社員だからこそです。

大規模プロジェクトへの参画や、有名サービスに携われたりと、大手企業や有名企業ならではの経験を積むことも可能です。

また「ライフスタイルに合わせて時間を調整しやすい」点も大きなメリットです。契約時に仕事内容・勤務時間などを取り決めますので、途中で業務内容が変わったり、急な異動辞令を受けることはありません。

上記2点は派遣にも共通するメリットといえます。他には「派遣より裁量のある仕事を任せてもらえる」こともポイントです。契約内容や企業によるところが大きいですが、派遣社員よりも多くの業務を担当できるケースも多くあります。

裁量権のある仕事や、スキル・キャリアアップに繋がるような業務を経験することで、次の仕事や正社員化へのチャンスを掴めることもあります。

契約社員として働く際のデメリット

まずはじめに懸念されるのは「契約期間が決まっている」ことではないでしょうか。派遣にも共通する点ですが、同じ事業所で働けるのは最長3年という法律上の縛りがあるため、1社で継続してキャリアを築きたい方や、収入面で将来的な不安がある方は、少し不安定に感じてしまうこともあるようです。

また「次の仕事探しはすべて自分で行わなければならない」点も注意が必要です。派遣の場合、契約終了が決定したタイミングで、派遣元企業から求人の紹介をしてもらったり、次のお事について相談をすることが可能です。

一方、契約社員の場合は企業と直接雇用契約を結んでいるため、契約終了後は、自分で次の就職先を探さなければなりません。

契約期間を途切れさせないためには、働きながら面接のスケジュールを組んだり、応募した い企業の数だけエントリーシートを作成したりと、想像以上にやることが多くあります。派遣会社に職歴書や履歴書を一度登録しておけば、以降の日程調整や、代理でエントリーを行ってもらえるのも派遣会社の魅力です。

契約社員に向いているのはこんな方

「事情があって働く時間に融通を利かせたい」「次のキャリアへの架け橋として、特定の業界で経験を積みたい」など、条件重視の方や、将来のキャリアのための一歩と考えている方にはオススメの働き方と言えます。

一方、有期雇用であることがリスクになり得る場合もありますので、数年後の自分のなりたい姿や働き方をイメージし、不必要に経験社数だけが増えていく・・・なんてことにならないよう、注意が必要です。

正社員と派遣の違いとは?


派遣と正社員では「雇用元」と「有期であるか、無期であるか」が大きな違いです。

派遣の場合、派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業で就業しますが、正社員は就業する企業に直接雇用されます。

また有期雇用である派遣に対し、基本的には無期雇用なのが正社員です。他にも、正社員として働く上でのメリットやデメリットを確認し、どのような差があるのか見ていきましょう。

正社員として働くメリット

何より「収入が安定する」ことが正社員のメリットとして考えられるでしょう。企業の給与体制によりますが、基本的には決められた給料が毎月支給され、契約期間が無期=安定というイメージを持つ方も多いはずです。

派遣で適用される同じ事業所で働けるのは最長3年までという様なルールや縛りもないため、何年働き、どういったキャリアを形成していくのか、自分のペースで選択できることも大きなポイントです。

また「裁量を持った仕事ができる」ことも大きな魅力です。特に派遣や契約社員の場合、契約時に決められた業務内容を遂行し、大きな責任は問われないケースがほとんどです。

正社員では、管理職に近づくにつれて、ある程度の責任が問われ、その分裁量権が与えられることが増えていきます。任せられる責任をプレッシャーと捉えることもできますが、比例して大きなやりがいと、自分の仕事に自信が持てることも確かです。努力が評価され、昇進や昇格に繋がれば、さらに働くモチベーションへと繋がっていくことでしょう。

正社員として働くデメリット

デメリットは「急な異動辞令や転勤、仕事内容の変更にも従わなければいけない」ことです。

全国展開している企業や、全世界に事業所を持つような企業の場合、人事異動に伴う仕事内容の変更や転勤はつきものです。地域を特定して働ける会社も増えていますが、意に沿わない辞令にも、基本的には従わなければなりません。家族やパートナーがいる方は、その都度、人生設計も含めた選択を迫られることもあります。

また「入社後にギャップ・ミスマッチがあっても簡単には辞められない」ことも考えられるデメリットです。

派遣で就業した場合、定期的に契約更新があるため、万が一職場環境が極端に合わなかった入社前に聞いていた情報とかなりギャップがあったといった場合も、不自然にならない形で契約を終了することができます。

正社員として入社した会社を、あまりにも短期間で辞めてしまうと、後のキャリアに良くない影響を与えてしまう恐れもあります。

さらに、最近では副業が当たり前の風潮になってきましたが、中には副業を禁止していたり、「副業をするには申請が必要で、厳しい審査がある」、という企業もまだまだ存在します。柔軟に働きたいと考えている方には、窮屈に感じたり、働き方が制限されてしまうことがデメリットになってしまうかもしれません。

正社員に向いているのはこんな方

「安定した収入が欲しい」「一社で長期的なキャリアを積みたい」「裁量のある仕事や、昇進昇格がやりがい、モチベーションに繋がる」という方には、正社員で働くことをオススメします。

一方で、意に沿わない辞令にも従わなければならなかったり、他の雇用形態と比較すると自由が利かない場面もあるでしょう。正社員として働く上での制約を窮屈に感じてしまう方は、他にもっと自分の能力を活かせる働き方があるかどうかを検討してみるのもいいかもしれません。

自分に合った働き方を選びましょう


次の仕事へのステップアップのためにキャリアを積んだり、プライベートとの両立を重視する方には派遣のメリットが活きますし、より時間の自由度を求める方にはアルバイトという選択肢が合っているかもしれません。

働き方が多様化し選択肢が増える一方で、それぞれのメリットデメリットなど、情報を正しくキャッチし、自分で選択していく必要があります。雇用形態や働き方に正解はなく、それぞれの人生の数だけ、あなただけのキャリアプランが存在します。

「安定してそうだからとりあえず正社員」「やりたいことがないからひとまずアルバイトで」の様な世間のイメージや固定観念にとらわれず、自分が納得できる人生=仕事を選択してください。

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