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フリーランスが抱える不安とは?リスクや不安感を解消する方法と派遣がおすすめな理由も解説!
目次
- フリーランスが抱える14の不安とは
- 1.次の仕事がない・仕事がいつかなくなってしまうかもしれない
- 2.社会的信用度が低い
- 3.収入が不安定
- 4.断ると次の仕事がもらえないかもしれない
- 5.健康に対する不安
- 6.会社員よりも収入が少ない
- 7.最新技術へついていくことが難しい
- 8.やることが多くて事業が回らない
- 9.相談相手がいない
- 10.老後や将来に対する漠然とした不安
- 11.確定申告や税金に関する知識がない
- 12.条件交渉が上手くできずに単価が上がらない
- 13.スキルアップやキャリア形成が難しい
- 14.福利厚生がない
- フリーランスのリスクや不安を解消する8つの方法
- 1.取引先を増やして仕事がなくなるリスクを減らす
- 2.フリーランス向けの保険に加入する
- 3.案件は複数受注する
- 4.企業に常駐するタイプの仕事を探す
- 5.SNSや交流会を利用してフリーランス仲間を作る
- 6.休日と仕事をする日のメリハリをつける
- 7.フリーランス向けのエージェントを利用する
- 8.便利ツールを活用する
- 不安を全て解決するなら派遣がおすすめ
- まとめ
働き方が多様化するなかで、フリーランスを選ぶ人が増えています。自由な働き方が魅力的ですが、フリーランスには特有の”不安”も伴います。
本記事では、その不安に焦点をあてて、解消方法について解説していきます。現在フリーランスとして働く方、今後の選択肢のひとつにフリーランスがある方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
フリーランスが抱える14の不安とは
フリーランスが抱える不安とは一体どのようなものでしょうか。
以下では、主な14の要因をご紹介します。これからフリーランスを目指す人は、事前に把握しておくと対処方法もわかりやすくなるでしょう。
1.次の仕事がない・仕事がいつかなくなってしまうかもしれない
フリーランスは、自分で仕事を獲得する必要があります。会社員のように、会社に行けば仕事を割り当てられることがないので、収入源となるクライアントが1つだけだと、突然仕事がなくなることもあります。
いくつかのクライアントを抱えていたとしても、いつまで仕事を貰えるかわからないため、次の仕事がない・仕事がいつかなくなってしまうかもしれないと不安に感じる方が多いです。
2.社会的信用度が低い
フリーランスでも多く稼いでいる人はいますが、収入が不安定になりやすいことから、会社員と比較すると社会的信用度が低めです。社会的信用度が低いと、住宅ローンや銀行からの借入、賃貸契約ができないケースがあります。毎年の確定申告で収入をしっかりと証明することが大切です。
3.収入が不安定
フリーランスは、安定した収入を得ることが難しい働き方といえます。収入が多い月もあれば、少ない月があることも一般的とされているので、収入に関する悩みや不安が尽きることはないでしょう。
4.断ると次の仕事がもらえないかもしれない
自分の仕事が手一杯な状況だったとしても、一度断ると次の仕事がもらえないかもしれないという不安から、オーバーワークになるフリーランスがいます。収入が不安定なので、次から次へと仕事を詰め込みがちですが、フリーランスは会社員以上に体が資本です。仕事を長く続けるためには、ライフワークバランスを考慮するようにしましょう。
5.健康に対する不安
フリーランスは自分で全ての業務を切り盛りするため、病気やケガをして働けなくなると、収入がなくなることに直結します。会社員のように有給や労災があるわけでないので、健康に対する不安を抱えている方は多いです。
現状では、フリーランスは労災保険の対象者ではありませんが、令和6年11月よりフリーランスも労災保険の特別加入対象者となるので、対象となっている職業の人は、加入の検討をしてみてください。
出典:厚生労働省公式HP<令和6年11月から「フリーランス」が労災保険の「特別加入」の対象となります>
6.会社員よりも収入が少ない
収入の条件や壁がない分、会社員より多く収入を得ているフリーランスもいます。しかし、
フリーランスの収入には基本給や残業代といった項目がなく、全て自分の力で獲得しなければいけません。そのため、特にフリーランスを始めてすぐの間は、会社員よりも収入が少ないことも珍しくありません。
7.最新技術へついていくことが難しい
会社員であれば、必要な情報は共有されるため、最新技術に関する情報も仕入れやすいといえます。しかし、フリーランスには、最新技術に関する情報を必要に応じて共有してくれるシステムがないため、自ら調べなければなりません。
他の業務をこなしながら、自ら情報収集や学習をしなければならないので、最新技術についていくことに不安を感じやすいといえるでしょう。
8.やることが多くて事業が回らない
フリーランスは、経理や業務、営業など全てを自分でこなさなければなりません。一つの依頼が終わるまでに次の依頼の確保や、見積もり・請求書の作成など、やることが多すぎるが故に、事業がスムーズに回らないことを不安に感じるようです。
9.相談相手がいない
会社員であれば、困ったことがあったら、上司や同僚などに相談することができます。しかし、フリーランスは基本ひとりで業務を行う上、求められるのは自走力です。共に働く相談相手がいない環境に、孤独感や不安感を感じるケースもあります。
10.老後や将来に対する漠然とした不安
フリーランスになると、厚生年金ではなく、国民年金の加入になります。厚生年金と国民年金の違いは、将来的にもらえる年金の額です。
国民年金だと、もらえる年金の額面が厚生年金の約半額程度と少なくなるため、老後や将来に対する不安要素の一つになっています。
11.確定申告や税金に関する知識がない
会社員であれば、ダブルワークや副業などをしていない限り、税金に関する申告を自分でする必要は特段ありません。しかし、フリーランスは1年の収入に対する税金の申告を確定申告で行う必要があるため、帳簿付けや経理費の管理など、税金に関する知識が必要です。
事務作業が苦手な方にとっては、書類は揃っているのか、ちゃんと申告できているのかなども不安要素になるでしょう。
12.条件交渉が上手くできずに単価が上がらない
単価を上げると、依頼がなくなる・少なくなるかもしれないという不安から、条件交渉できずに、収入が上がらないと悩む方もいます。特に、事業年数が長ければ長いほど、条件交渉はしにくくなる傾向にあるようです。
フリーランスに昇給制度はないので、収入を上げるには自ら動くしかありません。
13.スキルアップやキャリア形成が難しい
フリーランスは基本、未経験の業務依頼をされるのではなく、現状のスキルに見合った内容の依頼を受けます。業務の中で磨かれるスキルもありますが、仕事を通して新しいスキルを得られる可能性は低いです。
ただ業務をこなしているだけだと、スキルアップやキャリア形成は難しいですが、それも業務の一つだと思い、隙間時間に取り組むようにしましょう。スキルアップは収入を上げることにも繋がります。
14.福利厚生がない
福利厚生は、事業主が従業員に対して、労働に対するモチベーションの向上や優秀な人材確保などを目的として用意しているものです。会社員であれば、社会保険や有給休暇はもちろん、宿泊施設・娯楽施設を割引価格で利用できるといった福利厚生も受けられる場合がありますが、フリーランスにはそれらがありません。
フリーランスに向けての福利厚生サービスもありますが、利用するサービスによって内容が異なるので、自分に適したサービスを選ぶ必要があります。
フリーランスのリスクや不安を解消する8つの方法
会社員と比較すると、多くの不安を抱えやすいのがフリーランスです。ここからは、そのフリーランスが抱えやすいリスクや不安を解消する8つの方法を解説していきます。
1.取引先を増やして仕事がなくなるリスクを減らす
取引先の数が少なければ、仕事がなくなるリスクが高まってしまいます。そのため、常に取引先を増やして、仕事がなくなるリスクを減らすようにしましょう。例えば、5社で30万円の報酬を得ているよりも、8社で30万円の報酬を得られている方が、仕事がなくなった際のリスクや依存度が低いです。
報酬の額面のみで考えると、1社の報酬割合が低めになってしまいますが、仕事がある限り報酬の交渉は行えます。仕事がなくなってしまえば元も子もないので、取引先は常に増やせるようにしておくのがおすすめです。
2.フリーランス向けの保険に加入する
会社員は厚生年金・健康保険・労災保険・雇用保険の4つに加入義務がありますが、フリーランスは国民健康保険と国民年金の2つのみが加入義務です。
労災保険や雇用保険がないため、将来に不安を感じている場合は、小規模企業共済やフリーランス向けの保険に加入を検討してみてください。
3.案件は複数受注する
案件は常に複数の受注をするようにしましょう。収入源のリスク分散ができていれば、一つの収入源がなくなったとしても、報酬が0になることはありません。複数の案件を上手くこなしていけるよう、マルチタスクスキルを高めておくと安心です。
4.企業に常駐するタイプの仕事を探す
収入に関する不安を解消するのであれば、企業に常駐するタイプの仕事をするという方法があります。フリーランス特有の自由な働き方とは異なりますが、企業に常駐するタイプの仕事は予め契約期間が定まっており、高収入を得られるのが特徴です。
どれくらいの期間、どれくらいの報酬が得られるかという見通しが立つので、常駐するタイプの仕事を探してこなしていくと、収入面が安定しやすくなります。
5.SNSや交流会を利用してフリーランス仲間を作る
最新技術に関する情報交換がしたい・相談相手がいないという場合は、SNSや交流会を利用してフリーンランス仲間を作るのがおすすめです。
仲間ができれば、似たような悩みの共有をしたり、フリーランス仲間の人脈で案件を獲得できたりすることがあります。SNSの利用や交流会へは積極的に参加しましょう。
6.休日と仕事をする日のメリハリをつける
自由な働き方ができる故に、休日を設けることなく働き続けるフリーランスがいます。繁忙期であれば仕方ありませんが、それ以外の時でも仕事ばかりをしていると、ワークライフバランスを保てなくなってしまいます。
ストレスから体調を崩してしまう可能性もあるため、休日と仕事をする日のメリハリをつけて、仕事もプライベートも楽しむようにすることが大切です。
7.フリーランス向けのエージェントを利用する
自ら仕事を探すのが苦手・作業を効率化したい・事務作業が苦手といった場合は、企業との橋渡しをしてくれるフリーランス向けのエージェントを利用してみましょう。利用するエージェントによっては、営業や事務作業の代行をしてくれるため、業務に集中しやすくなります。
8.便利ツールを活用する
フリーランスにおける業務で苦手な部分がある場合は、便利ツールを活用するのがおすすめです。確定申告ソフトや経理ソフトなど、便利ツールに頼ることで苦手作業も短い時間で終わらせることができます。
また、業務の優先順位やスケジュール管理なども、ミスをしないようにツールに頼ると、メイン業務以外の負担を軽減できます。
不安を全て解決するなら派遣がおすすめ
ここまででお伝えしたように、働き方の自由度が高いフリーランスですが、それなりの苦労も伴います。自走能力の高い方であれば問題ありませんが、そうでない方の苦労をまるっと解決してくれるのが派遣です。派遣であれば、フリーランスをやめることなく、掛け持ちもすることができるので、生活の軸が安定しやすくなります。
これまでの業務経験や希望を伝えると、コーディネーターが適した仕事を提案してくれるため、案件獲得のために自ら営業する必要もありません。他にも、業務に関する悩みも相談やキャリア形成に関する話まで、しっかりと対応してもらえます。
自分の自走力に自信がない場合はもちろん、新しいキャリアやスキルを形成したい場合にも、派遣を利用するのがおすすめです。
まとめ
働き方の自由化が進み、フリーランスになる人が増加しています。しかし、フリーランスにはフリーランスならではの悩みや不安があるのも事実です。現在フリーランスとして働いていて、悩みや不安を持っている方は、本記事でご紹介した8つの解消方法を試してみるとよいでしょう。もしくは、思い切って派遣を利用してみるのもおすすめです。
派遣を利用することで、掛け持ちやキャリア形成など新しいルートが見つかる可能性が高まります。
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