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フリーランスがクラウドソーシングで案件が取れない原因とは?案件獲得するための9つの方法とあわせてトラブルの回避方法も解説!
目次
- フリーランスが利用しているクラウドソーシングとは
- タスク形式
- プロジェクト形式
- コンペ形式
- フリーランスがクラウドソーシングで案件が取れない原因とは
- プロフィールの内容が薄い
- 提案文の質が良くない
- 依頼内容をしっかりと理解していない
- 実績が少ない
- 評価が低い
- 連絡がスムーズに取れない
- 応募数が少ない
- フリーランスが案件を獲得するための9つの方法
- 1.プロフィールを充実させる
- 2.提案力のあるテンプレート文を作成する
- 3.ポートフォリオを作る
- 4.得意分野の仕事を探す
- 5.仕事に積極的に応募する
- 6.急募や期限が近い案件を探す
- 7.認定ワーカーを目指す
- 8.複数のクラウドソーシングサイトに登録・応募する
- 9.クライアントとの連絡は徹底する
- クライアントがよく募集する仕事とは
- クラウドソーシングでのトラブルを避けるための方法
- クライアントの評価が低すぎないか確認する
- 仮入金前に作業をスタートしない
- 仕事内容がわかりづらい案件は避ける
- 報酬の相場を調べておく
- 案件獲得に悩むなら掛け持ちもできる派遣がおすすめ
- まとめ
フリーランスになったはいいけれど、案件が獲得できない悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。本記事では、フリーランスでクラウドソーシングを利用しているが、案件が取れない原因や、獲得するための9つの方法を解説していきます。あわせてトラブル回避方法も紹介しているので、悩みを抱えている人だけでなく、これからフリーランスを目指す人も、目を通しておいて損はないはずです。
フリーランスが利用しているクラウドソーシングとは
多くのフリーランスが利用しているクラウドソーシングとは、企業がインターネットを利用して、不特定多数に仕事を発注する業務形態です。発注する企業側は人材不足や、一般的な求人にかかる時間や経費の削減ができ、受注する側は時間に縛られずに仕事ができる・仕事量の調整がしやすい・隙間時間を有効活用できる・スキルアップに繋がるなど、両者にさまざまメリットがあります。
そのため、近年クラウドソーシング専用サイトが多く生まれており、クラウドワークスやランサーズなどが代表的なサイトといえるでしょう。また、クラウドソーシングを利用できるのは、フリーランスだけと限定されているものではありません。資格はないけれど得意なスキルがある・副業を始めたいなど、一般の人でも利用できるため、案件が取れない場合もよくあります。
クラウドソーシングでは、さまざまな案件が発注されていますが、発注形式は主に、タスク形式・プロジェクト形式・コンペ形式の3つに分かれています。それぞれを詳しく見ていきましょう。
タスク形式
比較的気軽に受けられる案件に多いのが、タスク形式です。タスク形式は、クライアントに選ばれて仕事を受注するのではなく、募集内容に大した提出物を納品し、承認されることで報酬を得るシステムになります。データ集中・アンケート・情報の収集などの、単純作業をメインに募集される形式です。
単価は1円や10円など、かなり低めなものが多いので、タスク形式で多くの収入を得ようと思うのであれば、かなりの数をこなす必要があります。報酬はかなり低くとも、作業自体は簡単なものがほとんどなため、仕事の受注実績を積む目的として、クラウドソーシング初心者におすすめの形式でもあります。
プロジェクト形式
プロジェクト形式は、クライアントが仕事内容を掲載し、応募してきた中から受注者を選び契約した後、正式な依頼となります。プロジェクト形式は、時間事の報酬である時間単価制と成果物に応じて報酬が得られる固定報酬制の2種類のパターンにわかれているのが特徴です。
時間単価制に多い仕事内容は、事務作業やデータ入力などで、固定報酬制に多いのは、プログラミングやWebライティングなどです。時間単価制はクライアント側が報酬を支払うために計算をしなければならないため、固定報酬制の仕事の方が多く登録されている傾向にあります。
コンペ形式
ロゴマークやネーミング、キャッチコピーなどの仕事内容に主に採用されているのが、コンペ形式です。募集内容に応じた成果物の提案を、サイト上で集めます。多様なアイディアやデザインを求めている場合に使用される形式で、集まった作品の中から選ばれた人のみが報酬を得られるというもの。
応募する側からすれば、製作をしても選ばれるかどうかわからないデメリットはありますが、選ばれれば報酬単価が高めなのがコンペ形式のメリットでもあります。
フリーランスがクラウドソーシングで案件が取れない原因とは
クラウドソーシングに登録すれば、何もしなくとも案件が獲得できるわけではありません。フリーランスがクラウドソーシングで案件が取れない原因とは、一体何なのでしょうか。以下より、詳しく解説していきます。クラウドソーシングで案件が取れないと悩んでいる人は、自分が該当しているかどうか、下記の項目と照らし合わせてみて下さい。
プロフィールの内容が薄い
クライアント側からすれば、仕事をしてくれる人の人柄や経歴は気になるもの。クラウドソーシング上でプロフィールは、履歴書に匹敵するものです。プロフィールの内容が薄いと、クライアントへ人柄や特技が伝わらず、選考から外れてしまう原因になります。
提案文の質が良くない
案件に応募する際の提案文の質に注目しましょう。自分が気に入った案件に応募する際、テンプレートを利用して、全て同じ内容になってはいないでしょうか。
クライアント側からすると、仕事内容に対して中身のズレた提案文や質の悪い提案文だと、安心して仕事を任せられる人柄ではないと判断されてしまいます。
依頼内容をしっかりと理解していない
依頼内容をしっかりと理解していない場合も、クライアント側に悪い印象を与えるため、案件が取れない原因に。どれだけスキルのある人でも、依頼内容をしっかりと理解していないと、求めている業務ができないと判断されてしまいます。
依頼文をしっかりと読み、それに応じた内容の応募文で選考に挑めば、クラウドソーシング初心者でも、案件の獲得がしやすくなります。
実績が少ない
クラウドソーシング初心者の場合、実績の少なさが壁となり、案件が取れなくなっている可能性が考えられます。実績のない人よりも、ある程度実績のある人の方が信頼を得やすい傾向にあります。
クラウドソーシングに登録したばかりの場合は、クライアントからの信頼を得やすいよう、実績を積むことに力を注ぐのも、案件を確保しやすくなるための方法です。始めから大きな案件獲得を狙うのではなく、報酬単価は低めでも承認されやすいタスク形式の案件が狙いめでしょう。
評価が低い
クラウドソーシングサイト上には、実際に取引をしたクライアントの評価が表示されます。新規のクライアントは、プロフィールだけでなく評価にも目を通すため、評価が低すぎる人は、仕事の質が悪いのではと判断されてしまうことも珍しくありません。
ただ、仕事をこなすだけでは評価が低くなることもあるので、クライアントと気持ちの良いコミュニケーションも心がけると、高い評価がつきやすくなります。
連絡がスムーズに取れない
連絡がスムーズに取れない場合も、評価が低くなったり継続して案件が取れない原因となります。契約半ばで連絡が取れなくなる人を、わざわざ採用したいと思うクライアントは存在しません。連絡がスムーズに取れることは、募集概要にも記載されることがあるほど、重要なポイントです。
応募数が少ない
クラウドソーシングの利用にあたって、初心者の多くが該当するのが、応募数が少ないことです。近年、クラウドソーシングの利用者は急増しています。そのため、10〜20ほどの案件に応募して、獲得できるのは1〜2件の確率です。自分にできそうな案件があれば、全て応募してみるのがよいでしょう。
フリーランスが案件を獲得するための9つの方法
案件が取れない原因がわかったところで、フリーランスが案件を獲得するための9つの方法を解説していきます。原因を解明し改善した後、獲得するための9つの方法を実践してみると、案件獲得の確率が向上するでしょう。
1.プロフィールを充実させる
案件を獲得するために、履歴書ともいえるプロフィールの充実は必須です。あまり多く書き込みすぎても、文字ばかりで読みづらい・読む気が失せてしまうため、必要な項目だけを簡潔に書くようにしましょう。特に、得意なことやこれまでの実績を記載したポートフォリオなどがあれば、効果的です。
2.提案力のあるテンプレート文を作成する
提案力のあるテンプレート文も、案件を獲得するためには欠かせません。テンプレート文の中に、特に記載しておく必要があるのが、依頼内容をしっかりと読んで理解しているかどうか・クライアントが求めているものが作れるかどうかという部分です。
あらかじめ作成しておいたテンプレートに、依頼内容に合わせて案件に応募した動機も付け加えて記載しておくと、クライアントへ与える印象が良くなるでしょう。
3.ポートフォリオを作る
提案文の中に、ポートフォリオを入れていない場合は、ポートフォリオを作りましょう。ポートフォリオはこれまでの実績やスキルをアピールする重要な役割を果たすツールです。文章による自己アピールも重要ですが、ポートフォリオがあれば、自分のセンスや能力がクライアントに伝わりやすくなります。
また、ポートフォリオも入れているけれど、案件が取れない場合もあるでしょう。その場合は、ポートフォリオを作り直すのがおすすめです。クライアントによって求めている内容でなかったり、ポートフォリオの質が悪い可能性が考えられます。
クライアントの興味を惹くためにも、ポートフォリオは常に最新のものに更新をしておくと、直近の仕事もわかりやすく、案件獲得に繋がります。
4.得意分野の仕事を探す
クラウドソーシング上で仕事を探す際には、得意分野の仕事を探すのがポイントです。自分の得意分野であれば、クライアントの要望にも応えやすく、納品までスムーズに進みやすいといえます。
また、成果物の質がよければ、継続案件として新規案件の獲得に必死になる必要もなくなる可能性もあるので、得意分野があるのであれば、クライアントへ積極的にアピールするようにして下さい。
5.仕事に積極的に応募する
仕事に積極的に応募すると、クラウドソーシングの仕事の やり方に慣れるだけでなく、実績も同時に積むことができます。クラウドソーシング上の仕事は、利用するクラウドソーシングサイトによって、進行方法や納品方法などが異なるのが特徴です。
まずは自分が利用するクラウドソーシングサイトのシステムに慣れることを兼ねて、比較的難易度の低い案件からこなしていくのがよいでしょう。実績がなければ、案件獲得も難しくなるので、ある程度の実績が積めるまでは、単価の低い案件も下積みだと思って続けることが大切です。
6.急募や期限が近い案件を探す
急募や期限が短い案件は、頼んでいたワーカーが頓挫した・急に締め切りが早まったなどの理由で、実績や作品の質よりも納期を重視している場合が多いです。短い納期に成果物を提出しなければなりませんが、一度成功をするとクライアント側から信頼を得られ、継続案件に繋がる可能性があります。
7.認定ワーカーを目指す
利用するクラウドソーシングサイトによっては、継続して仕事をしている・評価が高い・多くの仕事をこなしているなどの条件を満たすとなれる、認定ワーカーという制度を設けています。認定ワーカーは、クラウドソーシングサイトの運営側からの公認評価です。
クライアントの目を惹きやすく信頼も得やすいメリットがある制度で、高単価の案件も獲得しやすくなるため、目指してみるとよいでしょう。
8.複数のクラウドソーシングサイトに登録・応募する
どのクラウドソーシングサイトであっても、案件に無限に応募できるわけではありません。利用するサイトによっては、案件に応募できる数が限定されていることも。そのため、複数のクラウドソーシングサイトに登録・応募すれば、案件の選択肢も広がり、応募できる案件の数も増えます。
また、クライアントによっても利用しているサイトは異なります。案件が取れないと悩んでいる場合は、自分に合うクライアントを見つけるためにも、複数のクラウドソーシングサイトに登録・応募してみるのがおすすめです。
9.クライアントとの連絡は徹底する
クライアントとの連絡は徹底するように心がけましょう。クラウドソーシング上での仕事は、対面ではなくオンラインで完結するのが特徴です。それ故に、クライアントからワーカーへ思っていたことが上手く伝わっていなかったり、納品日の確認ミスが発生したりすることもあります。
大きなトラブルにならないよう、疑問点や意見などはしっかりとクライアントへ伝えるようにし、返信も24時間以内には行なうなどしましょう。連絡を徹底すると、クライアントからの信頼感も得やすくなります。
クライアントがよく募集する仕事とは
クラウドソーシング上でクライアントがよく応募する仕事は、下記の5つです。
- ・データ入力
- ・Webライティング
- ・写真・動画編集
- ・Web制作
- ・イラスト・デザイン
データ入力は、パソコンやスマホを使用して、クライアントの指定した専用フォーマットに、依頼内容を入力していきます。入力内容には、名刺や顧客情報、音声データの書き起こしなどが挙げられます。
Webライティングは、初心者でも挑戦しやすい仕事です。クライアントから依頼された内容のテーマを、指定のマニュアルに沿って執筆した後、納品します。Webライティングの案件は常に募集され続けて尽きることがないため、自分の得意ジャンルの執筆からトライしていきましょう。
写真・動画編集は、加工できるソフトを利用して、クライアントの要望に添った作品を製作します。YouTubeの動画編集や結婚式写真の加工など、近年募集が増加している案件ジャンルです。
Web制作は、Webサイトの設計やWebサイトのリニューアルをする仕事です。専門知識がなければできない案件だけに、報酬が高めになっています。
イラスト・デザインは、企業のロゴ制作や漫画のネーム作成などを行います。Web製作と同様に、専門知識が求められるジャンルですが、オリジナリティのある作品を納品できると、クライアントから継続案件を貰いやすいジャンルでもあるといえます。
クラウドソーシングでのトラブルを避けるための方法
クラウドソーシングの利用者が増加してるのと比例して、悪質なクライアントによるトラブルも増えています。ここからは、クラウドソーシングでのトラブルを避けるための方法を解説するので、初心者の人は、しっかりと目を通しておいて下さい。
クライアントの評価が低すぎないか確認する
クラウドソーシングの利用には、自分の評価だけでなく、クライアントの評価も重要です。悪質なクライアントの仕事を引き受けてしまうと、個人情報を持ち出される・音信不通になるなどの被害に遭う可能性があります。
案件に応募する前には、クライアントの評価が低過ぎないか、必ず確認するようにしましょう。クライアントの評価があまりにも低すぎる場合は、要らぬトラブルを招かぬよう、案件に応募しないようにして下さい。
仮入金前に作業をスタートしない
クラウドソーシング上でのトラブルによくあるのが、仕事をしたけれど報酬が支払われないといったケースです。報酬が支払われないトラブルを防ぐために、クラウドソーシング上には仮払いといったシステムが存在しています。しかし、初心者の場合はシステムがよくわからず、仮入金前に成果物を納品してしまうことも珍しくありません。
仮入金前に成果物を納品してしまうと、クライアントは無償で成果物を得ることができてしまいます。ただ単に、クライアントが仮払いの手続きを忘れているだけの場合もありますが、悪質なクライアントであれば、無償で仕事をさせることが目的なので、しっかりと成果報酬を得るために、仮入金前に作業をスタートしないようにしましょう。
仕事内容がわかりづらい案件は避ける
クラウドソーシングにはさまざまな案件が募集されていますが、中には仕事内容がよくわからないものが見られます。そういった案件はトラブルを防ぐためにも、避けるのがベストです。情報商材の購入をさせられたり、ネットワークビジネスの勧誘だったりする可能性が高いといえます。他にも、応募した案件内容とは違った内容の仕事を進められることもあるので、少しでも不信感を抱くような案件であれば、辞退をすることも大切です。
報酬の相場を調べておく
仕事内容によって、報酬があまりにも安すぎる案件があります。報酬の相場がよくわからないのは、初心者に限ったことかもしれませんが、そういった初心者のワーカーを狙った悪質なクライアントも存在するため、注意をしましょう。事前に報酬の相場がどれくらいなのか、調べておくと安心です。
案件獲得に悩むなら掛け持ちもできる派遣がおすすめ
フリーランスとしてクラウドソーシングサイトで案件獲得に励むのもよいですが、どうしても案件が取れない場合は、掛け持ちもできる派遣がおすすめです。
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まとめ
フリーランス初心者の場合、クラウドソーシング上で案件が取れないことに悩む人も少なくありません。なぜ案件獲得できなないのか、原因を解明・改善し、案件獲得へと繋げていきましょう。また、早期に悩みを解消したい・本業と平行してクラウドソーシング以外で収入を得たい場合は、掛け持ちもできる派遣がおすすめです。掛け持ちで派遣をする場合は、派遣が中心になるのではなく、自分のライフワークバランスを考慮した本業が主体のシフトにするようにして下さい。
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